こんにちは、神奈川県横須賀市根岸町にある一会整骨院の院長です。今日は意外と多い「仙腸関節炎」について詳しくご説明します。腰痛の原因の一つでありながら、一般的な腰痛と混同されがちな仙腸関節炎。その正体と対処法を知ることで、適切な治療につなげましょう。
目次
- 仙腸関節とは?基本的な解剖学
- 仙腸関節炎とは?その定義と症状
- 仙腸関節炎の痛みのメカニズム
- 一般的な腰痛との違い
- 仙腸関節炎の主な原因
- 仙腸関節炎のセルフチェック法
- 仙腸関節炎の治療法
- 一会整骨院での仙腸関節炎治療について
- 仙腸関節炎を予防するためのポイント
- まとめ:仙腸関節炎でお悩みなら一会整骨院へ
仙腸関節とは?基本的な解剖学
仙腸関節(せんちょうかんせつ)は、名前の通り「仙骨(せんこつ)」と「腸骨(ちょうこつ)」をつなぐ関節です。人体の中でも特に重要な役割を担っているにもかかわらず、あまり知られていない関節の一つといえるでしょう。

仙腸関節の位置と構造
仙腸関節は、背中の下部、お尻の上部付近に左右一対あります。具体的には、腰椎の下に位置する仙骨と、骨盤を構成する腸骨の間に存在します。
この関節は非常に特殊な構造をしています。一般的な関節のように大きく動くようには設計されておらず、わずかな動きしか許容されない「半関節」あるいは「線維軟骨関節」に分類されます。関節面は凹凸があり、複雑な形状をしており、強靭な靭帯で周囲が補強されています。
この強靭な靭帯や筋膜が複雑に絡みあうことで関節の安定性を保っています。ここを痛めることで限局して鋭く痛むのが特徴でもあります。
仙腸関節の機能と重要性
仙腸関節は次のような重要な機能を担っています:
- 体重の伝達と分散:上半身の体重を下肢に伝える際、仙腸関節は体重を効率的に分散させる役割を果たします。
- 安定性の確保:強固な靭帯によって関節周囲が固定されており、骨盤の安定性を保つ要となっています。
- 衝撃の吸収:歩行や走行時の衝撃を吸収し、脊椎への負担を軽減します。
- 微細な動き:わずかではありますが、動きを許容することで身体全体の動きをスムーズにします。
こうした機能から、仙腸関節は立つ、歩く、座るといった日常的な動作において非常に重要な役割を果たしています。言わば、上半身と下半身をつなぐ「架け橋」のような存在なのです。
仙腸関節炎とは?その定義と症状
仙腸関節炎とは、仙腸関節に炎症が生じる状態を指します。この炎症により、関節周辺に痛みや不快感が発生します。
仙腸関節炎の主な症状
以下に、仙腸関節炎の主な症状をご紹介します:
- 片側のお尻の痛み:最も一般的な症状は、片側のお尻(臀部)に生じる痛みです。この痛みは仙腸関節の位置と一致することが多いです。
- 腰部から太ももへの放散痛:痛みが腰部から太ももの後ろ側、時には膝の下まで放散することがあります。
- 長時間の座位による痛みの悪化:長時間座っていると、症状が悪化することが特徴的です。
- 朝のこわばり:朝起きた直後に関節のこわばりを感じることがあります。
- 姿勢変換時の痛み:座位から立位への変換時、またはベッドから起き上がる際に強い痛みが出ることがあります。
- 片脚立ちでの痛みの増悪:患側の脚で立つと痛みが増す傾向があります。
仙腸関節炎の一般的な経過
仙腸関節炎は、突然発症する急性型と、徐々に症状が進行する慢性型があります。
急性仙腸関節炎:
- 突然の強い痛みを伴うことが多い
- 特定の動作や姿勢で痛みが劇的に増強する
- 適切な治療により、比較的短期間で改善することも
膝を曲げずに下のものを拾おうとした時や洗濯物も持ち上げた瞬間のようにぎっくり腰と同じような負傷原因で発症します。
慢性仙腸関節炎:
- 長期間にわたって症状が続く
- 痛みの強さは変動するが完全に消失しない
- 日常生活や仕事への支障が大きくなりやすい
急性仙腸関節炎を放置してちゃんと治さなかった方が徐々に悪くなって発症します。当院へ来院される方の多くが慢性化した状態です。
仙腸関節炎の痛みのメカニズム
仙腸関節炎の痛みはどのようにして発生するのでしょうか?解剖学的な観点から詳しく見ていきましょう。
炎症による痛み
仙腸関節炎では、関節内部や周囲の組織に炎症が生じます。この炎症によって、以下のような変化が起こります:
- 炎症性サイトカインの放出:炎症が起こると、体内でプロスタグランジンやサイトカインなどの炎症性物質が放出されます。これらの物質は神経終末を刺激して痛みを引き起こします。
- 関節包の伸展:炎症により関節内に滑液が増加し、関節包が伸展します。関節包には多くの痛覚受容器(ノシセプター)が存在するため、伸展によって痛みが生じます。
- 周囲組織への影響:炎症は関節周囲の筋肉や靭帯にも波及し、これらの組織の緊張や痙攣を引き起こします。これが二次的な痛みの原因となります。
力学的ストレスによる痛み
仙腸関節炎では、関節の力学的な不安定性も痛みの要因となります:
- 関節のズレ(サブラクセーション):仙腸関節がわずかにズレることで、関節面に異常な負荷がかかり、痛みが生じます。
- 靭帯の過伸展:仙腸関節を支える靭帯が過度に伸展されると、痛みの原因となります。特に仙腸靭帯、仙結節靭帯、仙棘靭帯などが重要です。
- 筋肉の代償性収縮:関節の不安定性を補うために周囲の筋肉(特に大殿筋、中殿筋、腸腰筋など)が過剰に収縮し、これが痛みや不快感を引き起こします。
神経学的要因
仙腸関節の周囲には多くの神経が走行しており、これらが関与することもあります:
- 後大腿神経皮の刺激:仙腸関節の後方には後仙腸神経叢があり、炎症によってこれが刺激されると痛みが放散します。
- 坐骨神経への影響:関節の炎症や周囲組織の緊張が坐骨神経を圧迫し、下肢への放散痛を引き起こすことがあります。
- 脊髄神経後枝の関与:L4-S3の脊髄神経後枝が仙腸関節領域の感覚を支配しており、これらの神経の刺激により広範囲の痛みが生じることがあります。

一般的な腰痛との違い
仙腸関節炎による痛みは、一般的な腰痛(特に腰椎由来の腰痛)と混同されることが多いです。正確な診断と適切な治療のために、両者の違いを理解することが重要です。
痛みの部位と性質の違い
- 痛みの部位:
- 仙腸関節炎: 主にお尻(臀部)の痛みが特徴的で、片側に現れることが多い。正確には後上腸骨棘(PSIS)の周囲に痛みが集中する。
- 腰椎性腰痛: 腰椎の周囲、つまり腰の中心部や背中の下部に痛みが出ることが多く、両側性のこともある。
- 痛みの放散パターン:
- 仙腸関節炎: 臀部から太ももの後面、時には膝下まで痛みが放散する。通常、足先までは達しない。
- 腰椎性腰痛: 神経根症状を伴う場合、足先まで痛みやしびれが放散することがある(特に坐骨神経痛を伴う場合)。
- 痛みを誘発する動作:
- 仙腸関節炎: 片脚立ち、座位から立位への変換、寝返りなどで痛みが増強する。また、股関節の内転・外転動作でも痛みが誘発されることがある。
- 腰椎性腰痛: 前屈や後屈などの脊椎の動きで痛みが悪化することが多い。特に椎間板ヘルニアでは前屈で、脊柱管狭窄症では後屈で症状が増悪する。
診断上の違い
- 理学検査の違い:
- 仙腸関節炎: 仙腸関節ストレステスト(FABER試験、Gaenslen試験、仙腸関節圧迫テストなど)が陽性となる。
- 腰椎性腰痛: SLR試験(下肢伸展挙上テスト)やケンプサイン、腰椎の屈曲・伸展テストなどが陽性になることがある。
- 画像診断の特徴:
- 仙腸関節炎: MRIやCTで仙腸関節の狭小化、骨棘形成、硬化、浮腫などの変化が見られることがある。しかし、画像検査で異常が見られないケースも多い。
- 腰椎性腰痛: レントゲン、MRI、CTなどで腰椎の変性(椎間板変性、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄など)が確認できることが多い。
治療反応性の違い
- 運動療法に対する反応:
- 仙腸関節炎: 骨盤の安定化エクササイズが効果的なことが多い。
- 腰椎性腰痛: 腰椎の屈曲・伸展エクササイズやコアトレーニングが有効なケースが多い。
- 徒手療法に対する反応:
- 仙腸関節炎: 仙腸関節のモビライゼーションや骨盤の調整で著明に改善することがある。
- 腰椎性腰痛: 腰椎の牽引やマニピュレーションが効果的なことがある。
このように、仙腸関節炎と一般的な腰痛は、痛みの部位、性質、誘発因子、診断方法、治療反応性などにおいて明確な違いがあります。これらの違いを理解することで、より適切な診断と治療が可能になります。
仙腸関節炎の主な原因
仙腸関節炎が発症する原因は多岐にわたります。主な原因を詳しく見ていきましょう。
物理的要因
- 外傷や負傷:
- 転倒や交通事故などで強い衝撃を受けた場合
- スポーツ中の急な方向転換や衝突
- 重い物を持ち上げる際の不適切な姿勢
- 過度の使用(オーバーユース):
- 長距離走やマラソンなどの繰り返しの衝撃
- ゴルフやテニスなど、体幹をひねる動作の多いスポーツ
- 重労働や同じ姿勢での長時間の作業
- 姿勢の問題:
- 脚長差(左右の脚の長さの違い)
- 骨盤の非対称性
- 脊柱側弯症などの脊柱アライメント異常
- 長時間の不良姿勢(デスクワークなど)
生理的・ホルモン的要因
- 妊娠と出産:
- 妊娠中はリラキシンというホルモンの影響で靭帯が緩み、仙腸関節の安定性が低下します
- 出産時の骨盤の開大による仙腸関節への負担
- 産後の骨盤の不安定性
- ホルモンの変化:
- 月経周期に伴うホルモン変動
- 閉経期のホルモンバランスの変化
炎症性疾患
- 強直性脊椎炎:
- 自己免疫疾患の一種で、初期症状として仙腸関節炎が現れることが多い
- HLA-B27陽性者に多く見られる
- 関節リウマチ:
- 全身性の炎症性疾患で、仙腸関節にも炎症が波及することがある
- 乾癬性関節炎:
- 皮膚の乾癬に伴って発症する関節炎で、仙腸関節も影響を受けることがある
上記の場合は整形外科を受診してください。当院では対応できません。
その他の要因
- 加齢による変性:
- 年齢とともに関節軟骨が摩耗し、関節の安定性が低下する
- 栄養・代謝異常:
- カルシウム代謝異常
- ビタミンD不足
- 骨粗鬆症
- 遺伝的要因:
- 家族性の関節弛緩性
- 特定の遺伝
- 心理的ストレス:
- ストレスによる筋緊張の増加
- 慢性的な不安やうつ状態による痛みの増強
これらの原因は単独で作用することもありますが、多くの場合、複数の要因が組み合わさって仙腸関節炎を引き起こします。また、一度仙腸関節炎を発症すると、関節の不安定性が残り、再発しやすくなることも特徴です。
仙腸関節炎のセルフチェック法
仙腸関節炎かどうかを自分で確認する方法をご紹介します。以下のテストを行って、症状のチェックにお役立てください。ただし、これらはあくまで参考であり、正確な診断は専門家による詳細な検査が必要です。
1. FABER(Patrick)テスト
このテストは仙腸関節と股関節の問題を見分けるのに役立ちます。臨床上一番よく使うテストになります。
やり方:
- 仰向けに寝ます
- 検査側の足を曲げて、その足首を反対側の膝の上に乗せます(4の字を作るような姿勢)
- 曲げた脚の膝を静かに外側に押し下げます
判定:
- 仙腸関節部(お尻の上部)に痛みが出れば陽性
- 股関節に痛みが出る場合は、股関節の問題である可能性が高い
2. ゲンスレンテスト
仙腸関節の不安定性を確認するテストです。
やり方:
- 片足立ちになります
- 反対側の脚を前に挙げます
- 挙げた脚を床に向かって押し下げる力を加えます
判定:
- 立っている側の仙腸関節部に痛みが出れば陽性
3. 腰椎と仙腸関節の区別テスト
やり方:
- 座った状態で体を前屈します
- 立った状態で体を前屈します
判定:
- 座っている時よりも立っている時の方が痛みが強い場合は仙腸関節の問題の可能性が高い
- 逆に、座っていても立っていても同じように痛む場合は腰椎由来の可能性が高い
4. 指さしテスト
やり方:
- 痛みを感じる部位を指で正確に指し示します
判定:
- 後ろ上腸骨棘(PSIS)の直上や周囲(腰の横、お尻の上部)を指差す場合、仙腸関節炎の可能性が高い
- 脊柱の正中線を指差す場合は、腰椎の問題の可能性が高い
5. 日常生活での確認ポイント
以下の状況で痛みが増す場合、仙腸関節炎の可能性があります:
- 座った状態から立ち上がる時
- 長時間座っている後
- 寝返りを打つ時
- 片足で立つ時
- 階段の昇り降り
- 車の乗り降り
6. 朝のこわばりチェック
朝起きた時の状態をチェックします:
- 朝起きた時に腰やお尻が固く感じる
- 動き始めると徐々に楽になる
- こわばりが30分以上続く
これらのセルフチェックで複数の項目に当てはまる場合は、仙腸関節炎の可能性が考えられます。ただし、確定診断には専門家による詳細な検査が必要ですので、症状が気になる場合は、ぜひ一会整骨院にご相談ください。
仙腸関節炎の治療法
仙腸関節炎の治療には、急性期の対処から慢性期の管理まで、様々なアプローチがあります。それぞれの治療法について詳しく見ていきましょう。
急性期の治療
急性期(痛みが強い時期)には、以下の治療が効果的です:
- 安静とアイシング:
- 過度の活動を控え、仙腸関節への負担を減らします
- 炎症部位に氷嚢などで冷却(15〜20分程度、数時間おきに繰り返す)
- 消炎鎮痛剤:
- 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の内服や外用
- 痛みを和らげながら炎症を抑制する効果がある
- 物理療法:
- 超音波療法:深部の炎症を和らげる
- 干渉波電気療法:痛みを緩和し、血流を促進
- 低周波療法:痛みの軽減と筋緊張の緩和
回復期〜慢性期の治療
急性期を過ぎたら、以下の治療に移行します:
- 徒手療法(手技療法):
- 仙腸関節のモビライゼーション:関節の動きを正常化
- 関節のマニピュレーション:関節のズレを矯正
- 筋膜リリース:緊張した筋膜を緩める
- トリガーポイント療法:痛みの原因となる筋肉の硬結を緩和
- 運動療法・エクササイズ:
- 骨盤安定化エクササイズ:腹横筋、多裂筋などのトレーニング
- ストレッチング:特に腸腰筋、ハムストリングス、梨状筋などの柔軟性向上
- バランストレーニング:片脚立ちなどの安定性向上エクササイズ
- 装具療法:
- 仙腸関節ベルト:関節を安定させ、過度の動きを制限
- テーピング:特に運動時の補助として有効
重症例や特殊な場合の治療
通常の治療で効果が不十分な場合や、特殊なケースでは以下の治療も検討されます:
- 注射療法:
- 局所麻酔薬やステロイド薬の仙腸関節内注射
- 神経ブロック注射:後大腿皮神経などのブロック
- プロロセラピー:
- 増殖療法とも呼ばれ、靭帯や腱の付着部に刺激物質を注射して組織の強化を図る
- 手術療法:
- 仙腸関節固定術:最重症例で他の治療が無効な場合に検討される
セルフケア
日常生活での自己管理も治療の重要な一部です:
- 姿勢の改善:
- 正しい座り方、立ち方を意識する
- 長時間同じ姿勢を避ける
- エルゴノミクスに配慮した環境設定(デスク、椅子の高さなど)
- 生活習慣の見直し:
- 適度な運動習慣の確立
- 十分な睡眠
- バランスの良い食事(特に抗炎症作用のある食品を取り入れる)
- 禁煙(喫煙は炎症を悪化させる)
- ストレス管理:
- リラクゼーション技術の習得
- ストレッチやヨガ
- 深呼吸法や瞑想
これらの治療法は、症状の程度や原因、個人の状態によって適切な組み合わせが異なります。一会整骨院では、患者様一人ひとりの状態に合わせたオーダーメイドの治療プランを提供しています。
一会整骨院での仙腸関節炎治療について
当院、神奈川県横須賀市根岸町の一会整骨院では、仙腸関節炎に対して科学的根拠に基づいた最新の治療アプローチを提供しています。患者様一人ひとりの症状や生活背景に合わせた、オーダーメイドの治療プランをご提案いたします。
当院の仙腸関節炎治療の特徴
- 徹底した問診と検査:
- 詳細な問診で症状の経過や日常生活での困りごとを把握
- 複数の理学検査を組み合わせた正確な診断
- 必要に応じて医療機関と連携した検査の提案
- 最新の徒手療法技術:
- 仙腸関節専門の調整技術
- 痛みを最小限に抑えた優しい矯正法
- 筋膜リリースとトリガーポイント療法の組み合わせ
- 効果的な物理療法:
- 最新の超音波治療器による深部治療
- 干渉波による疼痛コントロール
- 温熱療法と寒冷療法の使い分け
- オーダーメイドの運動療法プログラム:
- 患者様の年齢や体力に合わせたエクササイズ指導
- 自宅でできるセルフケアの具体的な方法
- 段階的な負荷設定による着実な改善
- 生活指導と再発予防:
- 姿勢や動作の改善アドバイス
- 職場や家庭での環境整備の提案
- 長期的な健康維持のためのプラン提供
一会整骨院での治療の流れ
- 初回カウンセリングと検査(約60分):
- 詳細な問診で症状の把握
- 各種理学検査による原因特定
- 治療計画のご説明、質問がありましたら遠慮せず仰って下さい
- 初期集中治療(週2回、2週間程度):
- 急性期の痛みを軽減
- 関節機能の正常化
- 基本的なセルフケア指導
- 回復期治療(週1回、3〜8週間程度):
- 徒手療法による関節機能の安定化
- 段階的な運動療法の導入
- 日常生活動作の改善指導
- 維持期・予防ケア(月1〜2回):
- 定期的なメンテナンス
- エクササイズプログラムの更新
- 生活習慣の継続的な改善支援
当院での治療例
**事例 50代後半女性 仕事中に膝を曲げずに段ボール箱も持ち上げ左の仙腸関節に鋭く痛み走り負傷、受傷3日目で来院されました。
立位、座位ともに痛みが強く仙腸関節に炎症が強いため仙腸関節にはアプローチせず大腿部や臀部、脊椎、腹部への施術を行い運動時痛は軽減。
2回目の施術は1週間後、左パトリックテストで左仙腸関節に痛み残存、起床時や寝るときが辛い。1週間が経過し炎症は治まっていたので仙腸関節への調整を行い立位での痛みは10から2ほどまで軽減
1週間後3回目の施術では起床時に痛みはあるものの、日常生活は仕事に支障はなく、前回と同様に仙腸関節への調整を行い終了。
次回以降はメンテナンスでの来院の為3週間後にご予約
まとめ
仙腸関節は人体の中でも土台的な要素を持つ関節です。神経や筋膜などが多く一度痛めてしまうと痛みが強く出現し、日常生活にかなりの影響がでてしまいます。「痛みが引いたからいいや」と放置してしまうと思わぬタイミングで以前より増して痛みが出現します。
仙腸関節が人間にとって重要な関節であることをしっかり認識して、確実に改善をしていくことが未来の健康につながります。
今、痛みでお困りの方は勿論、たまに違和感がある程度だけど、、そんな方もお早めにご来院下さい。