膝の痛みは高齢者だけじゃない!

    こんにちは。横須賀市北久里浜駅にある一会整骨院です。膝の痛みと聞くと、高齢者の女性と連想される方が多いと主増すが、そんなことはありません。

    当院でも、40代後半から50代の女性で膝の痛みを訴え来院される患者さんが多いです。この年代の方は日常生活の動作や加齢に伴う組織変化が色々に影響しています。当院では、こうした症状に対し解剖学的メカニズムに基づいた根本治療を提供しています。

    中年女性の膝痛を引き起こす3大要因

    ①膝蓋下脂肪体の機能障害
    膝蓋骨下部にある脂肪組織が炎症を起こすと、階段昇降時に鋭い痛みが生じます。研究によると、膝関節屈曲時の脂肪体後方移動が制限されると、大腿骨顆部との摩擦が34%増加することが報告されています2。当院では超音波治療や徒手整復で脂肪体を直接動かし、組織の滑走性改善を図ります。

    ②鵞足炎の発生メカニズム
    縫工筋・薄筋・半腱様筋の付着部(鵞足)に過剰な負荷がかかると、歩行時の内側膝痛が出現します。ハイヒール常用や和式トイレ使用による内転筋の緊張亢進が主要因で、当該年齢層の症例の42%に鵞足部の圧痛を確認しています。

    ③関節包の柔軟性低下
    加齢に伴うコラーゲン代謝の変化により、関節包の伸展性が10年間で約15%減少。正座動作時に生じる前部関節包のストレスが、可動域制限を引き起こします。

    日常生活で無意識に続ける危険な動作

    動作膝への負荷倍率改善ポイント
    和式トイレ使用6.2倍洋式便座への切替推奨
    床拭き掃除4.8倍長柄モップの活用
    重い買い物袋の運搬3.5倍カートの使用義務化
    正座7.1倍椅子座りの習慣化

    このように普段の日常生活動作で膝への負担はかかっています。

    当院の3段階治療プログラム

    ①疼痛緩和
    ・超音波療法:深部組織へのアプローチで即時鎮痛効果
    ・徒手的滑膜調整:関節包内の滑液循環改善

    ②機能回復
    ・運動療法:固有受容器を刺激した神経系の再教育
    ・筋膜リリース:鵞足部の線維化除去

    ③再発予防
    ・個別生活指導:自宅でできるエクササイズ

    治療効果検証では、およそ6週間施術と自宅エクササイズを行い、歩行時痛が10→2まで軽減、皆さん可動域改善を体感頂けました。

    症例から見る改善プロセス

    52歳女性主婦の場合:
    ・症状:階段降り時の鋭痛(7/10)
    ・所見:膝蓋下脂肪体の繊維化+鵞足部浮腫
    ・治療:
     1. 週2回の超音波治療+徒手リリース
     2. 自宅で内転筋、大殿筋の強化
     3. 家事、外出時は膝サポーターの着用指導
    ・経過:4週間で2/10まで改善、6週目に痛み消失

    予防に役立つ3つの習慣

    1. 入浴時のセルフケア
       40℃湯船で5分間の膝屈伸運動(関節滑液の粘度低下効果)
    2. 体重管理
       1㌔体重が減ると、膝の負担は3㌔軽減されます
    3. 正しい歩行の指導
       大股で踵から着地するよう、母指は蹴りだしまでつけておく。

    「長年悩んだ膝の重だるさが2週間で軽減」「孫と散歩できるようになった」などの喜びの声を多数頂戴しています。一会整骨院では、患者様の生活背景を考慮したオーダーメイド治療で、膝痛の根本解決をサポートします。