骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは、骨の密度(骨量)が低下し、骨がスカスカでもろくなる病気です。特に高齢者、特に女性に多く見られるのが特徴で、ちょっとした転倒やくしゃみ、重い物を持ち上げただけでも骨折してしまうことがあります。また、負傷した原因もないが、家事の時に腰が痛くなって知らず知らずの合間に骨折をしてしまっているケースもあります。
なぜ骨がもろくなるのか?
私たちの骨は、日々「壊されては新しく作られる」という新陳代謝を繰り返しています。しかし加齢やホルモンバランスの変化、運動不足、栄養の偏りなどにより、骨を作る力よりも壊れるスピードが上回ってしまうと、骨がスカスカになり、もろくなってしまうのです。
特に女性は、閉経後に女性ホルモン(エストロゲン)が急激に減少することで、骨密度が急激に低下するため注意が必要です。
骨粗鬆症が進むとどうなる?
骨がもろくなることで、背骨の圧迫骨折や手首・太ももの付け根(大腿骨頚部)の骨折が起きやすくなります。
これらの骨折は、ただのけがでは済まされません。とくに背骨の骨折は「いつの間にか骨折」と呼ばれ、痛みが少なく気付かないうちに進行し、姿勢の崩れや身長の低下、内臓の圧迫による不調(胃もたれ、息苦しさなど)につながることもあります。
さらに、大腿骨の骨折は寝たきりの原因になりやすく、要介護のリスクを高めてしまうのです。
骨粗鬆症は予防と早期対策が大切!
骨粗鬆症は、予防できる病気です。以下のような対策が有効です:
- カルシウム、ビタミンD、タンパク質などのバランスの良い食事
- 毎日のウォーキングや軽い運動で骨に刺激を与える
- 日光を浴びてビタミンDを活性化
- 禁煙・過度な飲酒を避ける
- 骨密度検査で早期チェック
骨密度とは?検査と数値の目安
骨密度(こつみつど)とは、骨の中にあるカルシウムやミネラルの量を数値化したもので、骨の強さを知るための重要な指標です。
● 骨密度検査の方法
- DXA法(デキサ法)
最も正確な方法。腰椎や大腿骨の骨密度を測ります(病院や専門施設で実施)。 - 超音波法(QUS)
かかとで測る簡易検査。整骨院や健診でも使われます。スクリーニング用として有効です。
● 骨密度の数値と判定基準(DXA法の場合)
判定 | YAM(若年成人平均値)に対する割合 | 説明 |
---|---|---|
正常 | 80%以上 | 骨密度に問題なし |
境界域(骨量減少) | 70~80%未満 | 将来的に骨粗鬆症へ移行する可能性あり |
骨粗鬆症 | 70%未満 | 骨折のリスクが高い状態 |
※YAMとは、20〜44歳の健康な成人の平均骨密度値を指します。
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