歩くのは痛くないけど、座っているとふくらはぎが痛む。|横須賀市根岸町 一会整骨院

    こんにちは!神奈川県横須賀市根岸町の一会整骨院です。
    「歩いているときは痛くないのに、座っているとふくらはぎが痛くなる…」
    このようなお悩みを持つ方は多いのではないでしょうか?

    本記事では、座っているときにふくらはぎが痛くなる原因や、座位での血流低下の科学的データを、専門家の視点からわかりやすく解説します。
    また、1時間座ったときの下肢血流量の変化についても、最新の論文・文献をもとにご紹介します。


    目次

    1. 座っているとふくらはぎが痛くなるメカニズム
    2. 歩行時と座位時の血流の違い
    3. 1時間座ったときの下肢血流量の変化【論文データ】
    4. ふくらはぎの痛み・むくみを防ぐセルフケア
    5. まとめ

    1. 座っているとふくらはぎが痛くなるメカニズム

    なぜ座っていると痛みが出るのか?

    • 筋ポンプ作用の低下
      座位ではふくらはぎの筋肉が動かず、血液を心臓に戻す「筋ポンプ作用」が働きません。そのため、血液や老廃物が下肢に滞り、痛みやだるさの原因となります。
    • 静脈うっ血・静脈瘤リスク
      長時間の座位は静脈の弁の働きを弱め、血液の逆流や静脈瘤のリスクも高まります。
    • 筋肉の硬直・血管圧迫
      同じ姿勢が続くことで筋肉が硬くなり、血管を圧迫して血流がさらに悪化します。

    2. 歩行時と座位時の血流の違い

    • 歩行時
      ふくらはぎの筋肉が収縮・弛緩を繰り返し、血流が促進されます(筋ポンプ作用)。
    • 座位時
      筋肉が動かず、血流が滞りやすくなります。特に膝裏や足首を曲げたままにしていると、血管が圧迫されやすくなります。

    3. 1時間座ったときの下肢血流量の変化【論文データ】

    科学的根拠

    • 下肢動脈の拡張機能は約50%低下
      2020年の研究(Morishima et al.)によると、健康な若年男性が1時間座位を続けると、下肢動脈の拡張機能(血流の良さ)が約50%低下することが示されています。
    • 膝裏静脈の血流速度は20%減少
      別の臨床研究では、座位2時間で膝窩静脈(膝裏の静脈)の断面積が5倍に増加し、血流速度は20%低下。血液が滞りやすい状態が長く続くことが分かっています。
    • ふくらはぎ筋代謝も低下
      3時間座位を続けると、ふくらはぎの筋肉の代謝機能が有意に低下するという報告もあります。

    参考文献


    4. ふくらはぎの痛み・むくみを防ぐセルフケア

    • 30~60分ごとに立ち上がる
      軽くその場で足踏みやストレッチをしましょう。
    • カーフレイズ(かかと上げ運動)を行う
      座ったままでもOK。ふくらはぎの筋肉を動かすことで血流を促進します。
    • 水分補給を心がける
      血液の流れをスムーズに保つために、こまめな水分補給を。
    • 着圧ソックスの活用も有効
      静脈のうっ血予防におすすめです。

    5. まとめ

    • 座っているとふくらはぎが痛くなる主な原因は「血流の低下」。
    • 1時間座るだけで下肢の血流や血管機能は大きく低下します。
    • こまめに足を動かすことが、痛みやむくみの予防につながります。

    横須賀市根岸町でふくらはぎの痛み・むくみでお悩みなら一会整骨院へ!

    当院では、ふくらはぎの痛みやむくみの根本改善に力を入れています。
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