
こんにちは、横須賀市北久里浜にある一会整骨院です。
今回は脊柱管狭窄症の手術についてお伝えしていきます。
手術をして前のようにスポーツが出来るようになった人もいれば、手術をしたけど痛みや痺れが残っている。
様々な意見がありますが、当院の考えとしては
~手術は最終手段、保存療法の可能性を探りましょう~
はじめに
腰部脊柱管狭窄症と診断されて、手術を勧められた方へ。手術を決断する前に、ぜひ知っておいていただきたい情報があります。
一会整骨院では、脊柱管狭窄症の症状でお悩みの多くの患者様を、手術に頼らない保存療法で改善に導いてきました。手術は確かに有効な治療法の一つですが、必ずしも唯一の解決策ではありません。
脊柱管狭窄症とは
脊柱管狭窄症は、加齢や骨の変性によって脊柱管(神経の通り道)が狭くなり、神経が圧迫されることで起こる症状です。主な症状として、歩行時の足の痛みやしびれ、間欠跛行(歩くと痛くなり、休むと楽になる)などがあります。
手術は最終手段である理由
手術のメリット・デメリット
手術のメリット:
- 神経の圧迫を直接的に取り除くことができる
- 重度の神経症状の改善が期待できる
- 構造的な問題を根本的に解決できる場合がある
手術のデメリット:
- 体への負担が大きい
- 手術に伴うリスク(感染、出血、神経損傷など)
- 再手術の可能性がある
- 回復に時間がかかる
- 必ずしも症状が完全に改善するとは限らない
最新研究が示す手術の現実
スイスの最新研究(2022年)では、脊柱管狭窄症の手術を受けた患者328名を3年間追跡調査した結果、以下のことが明らかになりました:
再手術率:
- 除圧術のみ:11.3%(約9人に1人)
- 固定術:13.9%(約7人に1人)
この結果から、手術を行っても約1割の患者様が再手術を必要とすることがわかります。つまり、手術は確実な解決策ではなく、リスクを伴う治療法であることを理解しておく必要があります。
当院での保存療法が有効な理由
1. 根本原因へのアプローチ
脊柱管狭窄症の症状は、単純に骨の変形だけが原因ではありません。筋肉の緊張、姿勢の問題、血流の悪化など、複合的な要因が関与しています。当院では、これらの要因を総合的に改善していきます。
2. 個別性を重視した施術
患者様一人ひとりの症状の程度、生活習慣、体の状態は異なります。当院では、詳しい問診と検査を行い、その方に最適な施術プランを提案いたします。
3. 安全で負担の少ない治療
手術に比べて、当院の施術は徒手療法なので体への負担が少なく、当然、副作用のリスクもほとんどありません。日常生活を続けながら治療を受けることができます。
4. 実績に基づいた施術
当院では、脊柱管狭窄症の症状でお悩みの多くの患者様が、手術を回避して症状の改善を実現されています。
当院での具体的な治療アプローチ
手技療法
- 筋肉の緊張緩和
- 関節の可動域改善
- 神経の圧迫軽減
運動療法
- 体幹筋力の強化
- 姿勢改善のための筋力バランス調整
- 血流改善のための運動指導
生活指導
- 日常生活での注意点
- 姿勢改善のアドバイス
- 自宅でできるセルフケア指導
手術を検討すべき場合
以下のような状況では、手術が必要な場合があります:
- 膀胱・直腸障害(尿失禁、便失禁)が出現している
- 足の筋力が著しく低下している
- 日常生活に重大な支障をきたしている
- 6か月間、保存療法を十分に行っても改善が見られない
まとめ
脊柱管狭窄症の治療において、手術は確かに有効な選択肢の一つですが、決して最初に検討すべき治療法ではありません。最新の研究でも、手術後の再手術率は約1割と決して低くないことが示されています。
当院では、手術に頼らない保存療法で多くの患者様の症状改善を実現してきました。まずは保存療法の可能性を十分に探ってみませんか?
一会整骨院では、院長自身が腰椎分離、圧迫骨折、神経根症状を自ら経験し克服しています。
お一人で悩まず、まずはお気軽にご相談ください。あなたの症状に最適な治療法を一緒に見つけていきましょう。