動かしても痛くない肩の痛みについて

    友人との会食や長時間のデスクワークやスマホの使いすぎで肩が痛くなる、バイクに乗っていると肩が張ってくる、そんなお悩みはありませんか?

    一見、ケガとは関係ないように思えるこの痛み。実は、あなたの姿勢に原因があるかもしれません。

    長時間座ることによる肩の痛みの正体

    肩の痛みというと、腱板損傷上腕二頭筋損傷四十肩・五十肩胸郭出口症候群頸椎ヘルニアなどを思い浮かべる方が多いと思います。これらの病気は、それぞれ次のような特徴があります。

    • 腱板損傷: 肩のインナーマッスルである腱板が傷ついた状態。腕を上げたり、夜間にズキズキとした痛みを感じることが特徴です。
    • 上腕二頭筋損傷: 力こぶの筋肉である上腕二頭筋の腱が炎症を起こしたり、切れたりした状態。腕を曲げたり、物を持ち上げたりする動作で肩の前側に痛みが生じます。
    • 四十肩・五十肩: 肩関節の周りの組織に炎症が起こることで、肩を動かせる範囲が狭くなり、痛みを感じます。特に、腕を真横や後ろに回す動作がつらくなります。
    • 胸郭出口症候群: 首から肩、腕にかけて伸びる神経や血管が圧迫されることで、肩や腕の痛み、しびれが生じます。
    • 頸椎ヘルニア: 首の骨の間にある椎間板が飛び出し、神経を圧迫する状態。首の痛みや手のしびれだけでなく、肩の痛みも引き起こすことがあります。

    しかし、これらのケガとは診断されず、レントゲンを撮っても異常がないのに肩が痛いという方も多くいらっしゃいます。その原因は、あなたの日常の姿勢にあるかもしれません。


    肩の痛みの意外な原因:巻き肩と広背筋

    長時間のデスクワークやスマホの操作は、知らず知らずのうちに猫背を引き起こします。猫背になると、大胸筋という胸の筋肉が硬くなり、縮こまってしまいます。これにより肩が内側に巻き込まれた「巻き肩」の状態になり、広背筋という背中の大きな筋肉が常に引っ張られ、過剰に緊張してしまうのです。

    この広背筋は、腕を動かす際にとても重要な役割を担っており、特にバイクを運転する際にハンドルを握る姿勢や、前傾姿勢を維持するために使われます。巻き肩によって広背筋が常に緊張した状態だと、バイクに乗るという動作がさらに負担をかけ、肩の痛みを悪化させてしまうのです。

    一見、肩の痛みと無関係に見える大胸筋と広背筋。実は、この二つの筋肉のバランスが崩れることが、慢性的な肩の痛みの大きな原因となっているのです。

    一会整骨院からのメッセージ

    「猫背」や「巻き肩」は、日々の生活習慣が積み重なってできるものです。まずは、ご自身の姿勢を見直すことから始めてみませんか?

    一会整骨院では、患者さん一人ひとりの姿勢や体の使い方を丁寧に分析し、根本的な原因にアプローチする施術を行っています。

    • 縮こまった大胸筋を緩め、正しい位置に戻す施術
    • 硬くなった広背筋の緊張を和らげる施術
    • 正しい姿勢を維持するためのアドバイスやエクササイズ指導

    「ケガじゃないのに肩が痛い」と諦めてしまう前に、ぜひ一度、当院にご相談ください。あなたのその痛みの本当の原因を見つけ出し、根本から改善できるようお手伝いさせていただきます。

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