「MRIでヘルニアと言われた…」
「坐骨神経痛は整体で治るの?」
その不安、とてもよく分かります。
しかし、ヘルニア=すぐ手術ではありません。
そして、坐骨神経痛の痛みは“画像だけ”で決まるものでもありません。
1. ヘルニアと言われても、まずは「保存療法」が第一選択
整形外科の診療ガイドラインでも、
- 排尿障害
- 著しい筋力低下
- 麻痺の進行
などの緊急性がなければ、**まずは保存療法(手術をしない治療)**が基本とされています。
なぜ急いで手術をしなくていいのでしょうか?
飛び出した椎間板の中身(髄核)は、体内の免疫反応によって自然に吸収・縮小することがあると報告されています。
もちろん、
- 痛みが極めて強い
- 数ヶ月保存療法を続けても改善しない
- 神経症状が悪化する
このような場合は手術が検討されます。
しかし、安易にメスを入れる前に大切なのは、
「なぜそこに負担が集中したのか?」「ヘルニアになった原因は?」
を解決すること。
これこそが再発防止の鍵です。
2. 【重要】画像にヘルニアがあっても「痛くない人」は多い
「MRIでヘルニアがある=この痛みの原因はそれだ」
そう思ってしまいがちですが、実はそう単純ではありません。
例えば、Boosらの研究では、
腰痛のない健康な人を対象にMRIを撮影したところ、
- 20代でも約20%に椎間板変性
- 50代以上では半数以上に変性やヘルニア所見
が認められたと報告されています。
つまり、
加齢とともに、画像上のヘルニアは“珍しいものではない”
ということ。
大切なのは「画像」ではなく、
何が神経を過敏にさせているのかを見極めることです。
3. 当院の症例:50代前半男性(2ヶ月前にヘルニア診断)
来院時の状態
- 50代前半男性
- 病院で椎間板ヘルニアと診断
- 足のしびれ
- 前屈で強い腰痛
- SLRテスト陽性
「もう手術しかないのでしょうか?」と不安を抱えて来院されました。
痛みの引き金は「肋骨骨折」だった
詳しく検査すると、原因は腰だけではありませんでした。
過去の肋骨骨折の影響で、
- 胸椎(背中)の可動域が著しく低下
- 腹筋群の筋力低下
- 猫背姿勢の固定化
その結果、
動かない背中の代わりに腰椎が過剰に動く
↓
椎間板にストレス集中
↓
坐骨神経痛症状が出現
という流れでした。
当院でのアプローチ
単に腰を揉むのではなく、全身を評価。
① 骨格矯正
- 骨盤・背骨のバランス調整
② 筋肉アプローチ
- 広背筋の緊張緩和
- 前鋸筋の活性化
- 胸椎可動域改善
③ セルフケア指導
- 腹筋エクササイズ
- 前鋸筋トレーニング
経過
- 初回後:痛みは約半分に軽減
- 1週間後:多少戻るが初回前より軽い
- 週1回ペースで6回施術
結果、
日常生活にほぼ支障がない状態まで回復
手術はしていません。
4. 痛み止めで「ごまかす」リスク
痛み止めは悪いものではありません。
しかし、
- 姿勢の崩れ
- 筋機能低下
- 動作のクセ
を放置したまま動き続けると、
神経の過敏状態が長引き、慢性化することがあります。
整体で行うのは、
「ヘルニアを押し戻すこと」ではなく
腰に負担をかけ続けている体のバランスを修正すること
です。
まとめ
- ヘルニアはまず保存療法が第一選択
- 画像上ヘルニアでも無症状の人は多い
- 痛みの本当の原因は“別の場所”にあることも多い
- 早期に体のバランスを整えることが回復の近道
MRIの結果がすべてではありません。
もしあなたが、
- 坐骨神経痛がなかなか改善しない
- ヘルニアと診断され不安
- 手術はできれば避けたい
そう感じているなら、
手遅れになる前に一度ご相談ください。
一会整骨院では、
「なぜそこが痛むのか」を全身から紐解き、根本改善を目指します。
