【肩こり・坐骨神経痛】「姿勢が真っ直ぐ=良いこと」という大誤解。

    いつもブログをご覧いただき有難う御座います。神奈川県横須賀市根岸町の一会整骨院です。
    今回は姿勢の内容でフラットバックについてご説明します。聞きなれない言葉かもしれませんが、当院に来院される患者さんに多く見られます。
    腰痛、肩こり、坐骨神経痛や手の痺れ、、姿勢が原因であることが多いです💦

    皆さんは「姿勢がピシッとしていて綺麗だね」 そう周りからは褒められるのに、なぜか酷い肩こりや腰痛、お尻から足にかけてのしびれ(坐骨神経痛)に悩まされている……そんな方はいらっしゃいませんか?

    実は、一見すると真っ直ぐで綺麗に見えるその姿勢、背骨のクッション機能が失われた「フラットバック(平背)」という危険な歪みかもしれません。

    今回は、一般的にはあまり知られていないフラットバックの本当の怖さと、なぜそれが全身の痛みに繋がるのか、そして当院で行っている根本的なアプローチをお話しします。


    骨が真っ直ぐなのに、なぜ体が痛むのか?

    「フラットバック」とは、文字通り背中が平ら(フラット)になっている状態のこと。 一見、背筋が伸びていて良さそうに見えますが、解剖学的に見ると実はかなり不自然な状態です。

    人間の背骨は、本来であれば上からの重力や衝撃を分散するために、緩やかなS字カーブを描いています。

    • 首(頸椎): 前に剃っている
    • 背中(胸椎): 後ろに曲がっている
    • 腰(腰椎): 前に剃っている

    これが本来のカタチです。 しかしフラットバックになると、「本来は前に剃っているはずの腰椎が後ろに曲がり(後弯)」、それを補うように「本来は後ろに曲がっているはずの胸椎が真っ直ぐに剃ってしまう(伸展)」という、生理的弯曲から完全に逸脱した状態になってしまいます。

    この状態を分かりやすく言うと、「体にかかる衝撃を逃がすクッションがゼロ」ということ。 衝撃の逃げ場がなくなるため、骨と骨の間にある椎間板や神経がグッと圧迫され、手のしびれや肩こり、腰痛を引き起こす引き金になります。ヨガ愛好家の方や、ヒールをよく履く女性、座りっぱなしのデスクワークの方に非常に多い歪みです。


    原因は「股関節」と「お尻のサボり筋」にあり

    では、なぜ背骨がそんな真っ直ぐになってしまうのか。 その原因を突き詰めていくと、背骨ではなく「股関節」と「骨盤」に突き当たります。

    多くの女性やデスクワークの方は、股関節が前に伸びにくくなっています。 そうなると、体は前に倒れないようにバランスを取ろうとして、骨盤を前傾位(前に傾いた状態)にロックしてしまうんです。

    骨盤が前傾すると、本来なら骨格全体で支えるべき体重を、骨でうまく支えられなくなります。その結果、周囲の筋肉への負担が爆発的に増悪し、慢性的な肩こりや坐骨神経痛の症状として現れます。

    さらに厄介なのは、骨盤が前傾することで、お尻の下側の筋肉(臀部下部)に全く力が入らなくなってしまうこと。 お尻の筋肉は、骨盤を正しい位置でキープするための最大の土台です。ここに力が入らなくなると、骨盤の良い姿勢がさらに取れなくなり、フラットバックがどんどん悪化していくという負のスパイラルに陥ってしまいます。


    一会整骨院での治療アプローチ

    フラットバックによる肩こりやしびれに対し、痛む首や肩だけを揉んだり、背骨だけをボキボキ調整しても意味はありません。原因の根っこは「股関節の硬さ」にあるからです。

    当院では、この歪みに対して以下のような段階を踏んでアプローチをしていきます。

    ① 一番重要な「股関節の調整」

    まずは、はまり込んで固まってしまった股関節の緊張を抜くことから始めます。骨盤が前傾してロックされている関節に対して、適切な方向(関節を引き抜くようなイメージ)へ優しく誘導し、股関節本来の可動域を取り戻します。これだけでも、骨盤の前傾がその場でスーッと落ち着いていきます。

    ② 筋肉を緩めた後の「再教育(鍛える)」

    股関節まわりの硬さを取り除いた後は、完全にサボってしまっていた「お尻の下側の筋肉」にしっかりと力が入るように刺激を入れていきます。 「緩める」だけで終わらせず、骨盤を支える筋肉を「正しく働かせる」ステップを入れることで、骨盤が安定し、背骨も本来の自然なS字カーブへと戻りやすくなります。

    骨盤と股関節の連動がスムーズになると、驚くほど首や肩の動きが軽くなり、神経の圧迫によるしびれや坐骨神経痛も根本から楽になっていきます。

    また僧帽筋下部や前鋸筋下部のトレーニングも併用することで胸椎や肩甲胸郭関節も安定してきます。


    「姿勢は良いはずなのに、ずっと体が痛い・しびれる」 それは、骨格が無理をして真っ直ぐを保っているサインかもしれません。フラットバックは、原因である股関節と骨盤のメカニズムを紐解いていけば、決して良くならないものではありません。

    どこに行っても変わらなかったその痛み、ぜひ一度当院にご相談ください。体の土台から、本来の動ける体を取り戻していきましょう。