ぎっくり腰を早く治すには「多裂筋」を緩めることが重要です
ぎっくり腰とは?
ぎっくり腰は医学的には「急性腰痛症」と呼ばれ、腰部の筋肉・靭帯・関節などに急激な負荷がかかることで発症します。ドイツ語で「魔女の一撃(Hexenschuss)」と表現されるほど、突然激しい痛みが走るのが特徴です。
痛みの強さは人によって異なり、身動きが取れないほどの激痛の方もいれば、違和感程度で済む方もいます。いずれにしても、適切な処置を行わないと慢性腰痛へ移行するリスクがあります。
「重いものを持っていないのに…」日常動作で起こりやすい理由
ぎっくり腰と聞くと、重い荷物を持ち上げた瞬間をイメージする方が多いかもしれません。しかし実際には、次のようなふとした動作がきっかけになることがほとんどです。
・朝起きて顔を洗おうとかがんだとき
・くしゃみや咳をした瞬間
・床に落としたものを拾おうとしたとき
・洗濯物を干そうと腕を伸ばしたとき
・椅子から立ち上がろうとした瞬間 ・朝、お弁当を詰めている時
なぜ軽い動作でもぎっくり腰になるのでしょうか?それは、腰の筋肉が慢性的な緊張・疲労により柔軟性を失っている状態だからです。本来は問題のないわずかな動作の負荷でも、硬くなった筋肉や関節は耐えられず、ダメージを受けてしまいます。
つまり、「ぎっくり腰はその瞬間に起きたのではなく、日々の積み重ねが引き金を引いている」のです。これを理解することが、再発予防にもつながります。
多裂筋(たれつきん)とは?
多裂筋は、背骨(脊柱)の両脇に沿って走る深層の筋肉です。頸椎(首)から仙骨(骨盤の後ろ)にかけて背骨全体を支えており、特に腰椎(腰の部分)において非常に重要な役割を担っています。
多裂筋は「インナーマッスル(深層筋)」のひとつで、表面からは直接触れにくい筋肉です。そのため、一般的なマッサージや表面的なストレッチだけでは十分に緩めることが難しく、専門的なアプローチが必要になります。
なぜ多裂筋をしっかり緩めることが重要なのか?
ぎっくり腰を発症した際、多裂筋は強い防御反応として過度に収縮・緊張した状態になります。この状態が続くと、さまざまな問題が起こります。
① 腰椎の関節への圧迫が増し、痛みが長引く
② 周囲の血流が悪化し、炎症の回復が遅れる
③ 神経への刺激が続き、慢性的な痛みに移行しやすくなる
④ 庇った姿勢が定着し、骨盤・股関節のゆがみに発展する
逆に言えば、多裂筋を的確に緩めることで腰椎への圧迫が解放され、血流が改善し、自然治癒力が最大限に発揮されます。当院では柔道整復の手技を用いて、この深層にある多裂筋に直接アプローチする施術を行っています。
「湿布を貼って安静にしていれば治る」というのは半分正解ですが、多裂筋の緊張は安静だけでは解けません。早期に回復するためには、筋肉の緊張をしっかりと取り除く専門的なケアが大切です。
ぎっくり腰でお困りの方、繰り返す腰痛にお悩みの方は
ぜひ一度ご相談ください。
神奈川県横須賀市根岸町5-21-38奥山ビル1階
