こんにちは。横須賀市根岸町にある一会整骨院です。
今回は当院での症例についてお伝えします。
先日今年一番の寒さとなりました。その日の朝に足への神経痛で来院された患者さんの症例報告をしていこうと思います。
いつもは症状についての解剖や治療法の説明ブログですが、今回は実際に来院された患者さんの症状や施術方法をお伝えしていきます。
発症・初回検査について
犬の散歩から帰宅し、手を洗っている時に右足のくるぶしから下肢外側へ激痛が走り負傷。
両手に杖をついて当院へ来院されました。
・明らかな外傷ではない
・足首に炎症や腫脹もなく、非荷重では足首を動かしても痛みはない
・体重がかかると痛みが走る
・内科的な病気はない
・SLR、FLSの徒手神経テストは陰性、仰向けで寝た状態での腰、股関節の動きで痛みはない
・力は入る、感覚も正常
このことから、寒さが原因での神経痛と仮定して施術を行いました。
実際の施術内容
痛みがある外くるぶし総腓骨神経の枝の走行を考え、坐骨神経の問題と考えうつ伏せにて臀部からハムストリング、膝窩、下腿、足底を施術しました。
追加してL5.4に対しても神経根の滑走のテクニックを用いて一度立位を確認しました。
結果
怖さはあるが、杖を突くことなく歩くことが出来るようになりました。
その事を考えると、一時的ではありますが、寒さが1つの原因となり末梢の循環不全が起き、神経痛を引き起こしたと考えられます。
患者さんへは
『1度の施術で痛みが取れても、人間には恒常性があり普段の自分の体に戻ろうとする作用がある、また数日後にぶり返すことがある』
『次回は日を開けずに来院して経過を診させて欲しい』
『夜はしっかりと湯船に浸かって体を冷やさないように過ごしてください』
2回目の施術は3日後にご予約を取って帰宅されました。
帰る時は杖は突かずに帰宅させれました。
初回で症状が治まった理由
今回の患者さんは元々、体のメンテナンスで来院されている方で、神経痛を感じて直ぐにご連絡頂き施術を行うことが出来た事が一番の要因だと考えています。
この患者さんも、皆さんも痛みがあるとまずはシップを貼って様子を見ると思います。
この方も来院された時はくるぶしにシップを貼り『当初よりは痛みは下がっている』と仰っていました。
そもそもシップは痛みを下げる効果がありますがシップをしたからと言って血流がよくなったり、筋肉がほぐれることはありません。
これがとても問題で、原因である筋肉や血行への施術が遅れてしまいます。
痛い=シップ=その場しのぎ=段々悪くなる
今回は早期に来院してくれて、予後は良いと考える。
冷えが原因での症状の場合はシップより温める事が大切。
最後に
急に痛みがあると、シップを貼ることは対処としては間違っていません、しかしそれでは根本的な原因へはアプローチできず日が経つと共に悪化してしまいます。早期回復の為に欠かせなのは早期治療。
特に今回のように外傷でなく神経痛が出た場合は、普段の体の癖や筋肉の硬さが原因である場合が多いと臨床上感じています。
『そのうち治るだろう』と考える気持ちはわかります。
ただ、普段の生活で痛みが出るということは、それだけ体が良くない状態でのサインと捉えて下さい。
慢性的な症状を改善するには時間はかかります。お金もかかります。それだけ患者さんには肉体的にも精神的のご負担となると考えています。
僕自身が20歳で腰痛・腰椎分離症・坐骨神経痛を患い、若さと知識不足で適切な対応をしてこなかった結果、慢性的な腰痛となり色々治療や自分でのケアを試行錯誤してきました。
現在では、前のように腰痛や神経痛はありません。それは出ないようにおかしいなと思ったら直ぐに対応をしますし、出ないように普段からトレーニングやケアを怠らないからです。
きっとめんどくさくて、トレーニングやケアを怠ったら以前ように腰痛や神経痛が出現すると思います。
体は変えがきかない唯一無二の大切なものです。
これを読んでくださった方が自分の体と向き合うきっかけになってくれたら嬉しいです。
一会整骨院 院長 杉田友康
