こんんちは。神奈川県横須賀市根岸町の一会整骨院です。今回はお膝の痛みに対しての自宅での対処と膝の痛みの種類についてお伝えしています。
日常生活動作で欠かすことの出来ない膝の曲げ伸ばし。突然襲う痛みに悩まされていませんか?膝の痛みは、普段、当たり前と思っていた動作を困難にし、大きな生活苦をもたらします。本ブログでは、膝を曲げた時の突然の痛みの原因や自宅でできる対処法、そして適切な治療アプローチについてご説明していきますね。
膝を曲げると痛む!代表的な原因
1. 変形性膝関節症:中高年に多い膝の悩み
リスク要因
- 明確な原因なく痛み始めた
- 40歳以上
- 女性
- 肥満体型
- O脚
- 若い頃の膝のケガ
変形性膝関節症は、太ももとスネの骨をつなぐ軟骨が徐々にすり減ることで発生します。これにより以下の症状が生じます。
- 膝の動きにくさ
- 慢性的な痛み
- 骨の変形の可能性
治療アプローチ: 変性は治ることはない。完治ではなく、進行を遅らせることが目標となることが多い
- 筋力トレーニング
- 定期的なストレッチ
- 膝への負担軽減
- 薬物療法、ヒアルロン酸注射、近年は再生医療を導入されている病院もあるようです
2. 半月板損傷:スポーツ愛好家に注意の傷害
症状:
- 腫れ
- クリック音
- 引っかかり感
- 正座やあぐらが困難
- 膝を完全に伸ばせない
半月板損傷は、膝の衝撃を和らげるクッションが損傷を受けた状態で、ひねりの動きやスポーツ外傷が原因となることが多いです。
治療選択肢:
- 基本的には保存療法でリハビリテーションがメイン
- 注射
- 再生医療
- 重症の場合は手術
3. その他の原因
鵞足炎
- 膝の内側の痛み
- スネ骨周辺の炎症
- ランニングや準備運動不足に関連
ランナー膝(腸脛靭帯炎)
- 膝の外側の痛み
- 長距離ランナーに多い
- 膝への過度なストレスが原因
ジャンパー膝(膝蓋腱炎)
- 膝蓋骨周辺の痛み
- ジャンプを伴うスポーツに多い
- 膝蓋腱への繰り返しのストレスが原因
その他の考慮すべき疾患
- 関節リウマチ
- 骨腫瘍
- 痛風
膝の痛みを和らげる自己ケア戦略
1. 休息
- 不必要な膝の動きを避ける
- 通常の日常生活は継続
- 高衝撃スポーツや長時間の歩行を中断
- サポーターやバンテージでの固定
2. 冷却と温熱療法
- 最初は炎症、腫れにアイシング
- 後に血行改善のため温める
- 冬場は関節の冷えに注意
3. 的確なストレッチ
膝への血流促進と筋肉の緊張を軽減するストレッチ
- 太ももの前面のストレッチ
- 太ももの裏側のストレッチ
- ふくらはぎや背筋をストレッチすることも有効
避けるべき行動
- 正座・あぐら
- スクワット
- 突然の激しい運動
- ジャンプ
- 痛みがあるのに無理に歩く
まとめ
自宅で痛めてしまったら、安静とアイシングが第一!
一言に膝の痛みといっても原因は様々で正確な原因を特定するためには、MRI検査が推奨される。しかし、整形外科的な処置(注射やシップ、手術)だけで膝の痛みが改善されるわけではない。
整骨院と整形外科との連携や患者さんへの治療法の提示が大切と考える