脊柱管狭窄症と間違えやすい病気:鑑別疾患とその見分け方

    こんにちは、横須賀市北久里浜駅エリアにある一会整骨院です

    「足のしびれや痛みで歩くのがつらい」といった症状は、必ずしも脊柱管狭窄症だけが原因とは限りません。中には、血行障害椎間板ヘルニアなど、全く別の病気が原因であるケースも少なくありません。ここでは、横須賀市にお住まいの方々が特に知っておきたい、脊柱管狭窄症との鑑別疾患について、医学的な観点からその見分け方を解説します。

    1. 閉塞性動脈硬化症(ASO)

    閉塞性動脈硬化症は、足の血管が動脈硬化で細くなり、血流が悪くなることで発症します。

    • 医学的説明:動脈硬化によって血管の内腔が狭くなり、足の筋肉への酸素供給が不足することで、歩行時に痛みやだるさが現れます。これも間欠性跛行の一種です。
    • 見分け方
      • 休むと症状が改善する点は脊柱管狭窄症と似ていますが、前かがみになっても症状の改善にはつながりません。これは、血行障害は姿勢とは無関係だからです。
      • **足の冷感や皮膚の色が悪い(紫色)**など、血流障害を疑わせる症状を伴うことが多いです。
      • 足の脈を触ることで、血管の拍動が弱い、または触れないことで判断できます。

    2. 腰椎椎間板ヘルニア

    椎間板ヘルニアも、神経を圧迫することで足の痛みやしびれを引き起こします。

    • 医学的説明:椎間板の一部が飛び出し、脊髄や神経根を圧迫する病気です。
    • 見分け方
      • 若い世代に多く発症します。
      • 急な動作で発症することが多いです。
      • 前かがみの姿勢で症状が悪化する傾向があります。一方、脊柱管狭窄症は前かがみの姿勢で症状が軽減します。
      • 足の特定の部分に強い痛みやしびれを感じることが多いです。

    3. 糖尿病性神経障害

    糖尿病の合併症として、神経に障害が起きる病気です。

    • 医学的説明:高血糖が続くことで、末梢神経にダメージが蓄積し、足のしびれや痛みを引き起こします。
    • 見分け方
      • 両足の先端から徐々に症状が広がることが多いです。
      • 歩行時だけでなく、安静時にもしびれや痛みが現れます。
      • 糖尿病の既往歴がある方に多く見られます。

    4. 変形性股関節症

    股関節の軟骨がすり減ることで、股関節周辺に痛みが生じます。

    • 医学的説明:股関節の変形により、歩行時や立ち上がる際に股関節に強い痛みが生じます。
    • 見分け方
      • 股関節の可動域が制限されるため、靴下を履く動作やあぐらをかくことが困難になります。
      • 痛みの場所が**足の付け根(鼠径部)**であることが特徴的です。

    これらの鑑別疾患は、それぞれ治療法が全く異なります。自己判断せず、正確な診断のためにも、専門家への相談が不可欠です。横須賀市で脊柱管狭窄症かもしれないと不安に感じている方は、ぜひ一度当院にご相談ください。

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