腰痛に悩む方は非常に多く、日常生活に支障をきたすことも少なくありません。そのため、多くの方が自己流で腰痛に対処しようとします。しかし、間違った方法を取ることで、症状が悪化したり、改善が遅れることがあります。本記事では、一般的に行われがちな腰痛への誤った対処法5つと、それに対する正しいアプローチを解説します。
1. コルセットを長期間使用する
誤った対処法
腰痛があるとき、「コルセットをつけていれば安心」と考え、長期間使用する方がいます。確かに急性期の痛みを軽減するためには有効ですが、長期間使用すると腹筋や背筋といった体幹の筋肉が弱まり、かえって腰痛が再発しやすくなるリスクがあります。急性期の痛みが治まったら部分的に使用したり、コルセットが必要なくなるように体幹トレーニングやストレッチを取り入れ行きましょう。
2. マッサージだけで根本改善を目指す
誤った対処法
「マッサージを受けると楽になるから」と、マッサージだけで腰痛を解消しようとするケースがあります。しかし、マッサージは一時的に筋肉の緊張をほぐす効果はあっても、根本的な原因を取り除くものではありません。特に最近ではマッサージガンが手頃な値段で購入でき使用している患者様も多く見受けられます。疲労が溜まった脚や上腕でしたらさほど問題はありません。しかし、腰を直接マッサージガンで緩めてしまうと背骨を支える機能まで損なわれてしまいかえって痛みが増すケースが報告されています。
3.市販薬だけで済ます
「とりあえず鎮痛剤で痛みを抑えれば大丈夫」と考える方も多いですが、鎮痛剤はあくまで一時的な症状緩和に過ぎません。長期的な服用は胃腸への負担や副作用のリスクも伴います。負傷したすぐでしたら鎮痛鎮静の効果もありますので服用するのは良きと考えています。およそ2週間以上、薬を服用しないといけない腰痛の場合は早く当院へお越しください。
4. 急性期の腰痛を温める
誤った対処法
「腰が痛いときは温めれば良い」と思い込んでいる方も少なくありません。しかし、ぎっくり腰など急性期の炎症がある場合に温めると、血流がよくなり逆に症状が悪化します。負傷から72時間は冷やすことが基本です。氷や冷却シートなどで患部を冷却し、炎症を抑えるよう心掛けましょう。一方で慢性的な腰痛の場合は温めて血行を促進する方法が効果的です。自分の症状に合った対応を選ぶことが重要です。
5. 腹筋を鍛える
誤った対処法
腰痛には腹筋をつければよい、と昔は言われていました。腹筋が腰痛の改善にならないとは言いませんが、腹筋の仕方に注意が必要です。クランチのような仰向けに寝て行う腹筋は椎間板への圧が強くなります。反対に足上げ腹筋は椎間関節に負担がかかります。その為症状に合わせた腹筋を選択することが重要となります。
当院ではまずは腹式呼吸、次にプランク、サイドプランクのように段階を踏んで無理なく行うように指導しています。
まとめ
腰痛への誤った対処法は、一時的には効果があるように見えても長期的には逆効果となる場合があります。以下のポイントを意識して正しい対応を心掛けましょう:
- コルセットは短期間のみ使用し、その後は筋力強化へ。
- マッサージガンは腰には使用しない。
- 鎮痛剤は必要最低限で使用。
- 急性期には冷却、それ以外では温熱療法。
- 腹筋はフォームが重要。
当院では個々のお悩みに合わせた施術やアドバイスをご提供しています。お気軽にご相談ください!
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