【壊死=手術? その前にご相談ください】

    〜大腿骨内顆骨壊死(膝特発性骨壊死)と整骨院でできること〜

    こんにちは。神奈川県横須賀市根岸町の一会整骨院、院長の杉田です。
    今回は、整形外科で「大腿骨内顆骨壊死(膝の特発性骨壊死)」と診断された方に向けて、整骨院での対応についてご紹介します。


    ◆ 大腿骨内顆骨壊死とは?

    この疾患は主に60歳以上の女性に多く見られ、**膝の内側の骨(大腿骨内顆)が壊死(血流が途絶えて骨が損傷)**することによって、激しい膝の痛みが生じます。
    きっかけは、急に歩けないほどの激痛だったという方も少なくありません。

    多くは変形性膝関節症と診断されていた方が、その経過中に壊死を合併することで発覚するケースもあり、初期段階ではレントゲンで見つけにくいという特徴があります。


    ◆ 治療は「手術」だけじゃない

    壊死と聞くと、すぐに「人工関節の手術」をイメージする方も多いですが、すべてのケースで手術が必要というわけではありません。
    壊死の範囲が小さく、早期に発見された場合には、保存療法といって手術を行わずに痛みの緩和や機能回復を目指す治療法が選択されることもあります。

    この保存療法は、主に以下のような内容です:

    • 消炎鎮痛剤などの服薬
    • 関節への注射
    • 骨粗鬆症の治療
    • 運動療法・リハビリ
    • 足底板(インソール)などの装具療法

    ◆ 一会整骨院で対応できること

    当院では、整形外科で「壊死」と診断された方の中で、症状の程度や日常生活に支障がある場合に対し、保存療法の一環として施術を行うことがあります。

    整骨院でできることは限られますが、以下のようなケアで「痛みの軽減」や「膝への負担の分散」をサポートします。

    ✅ 痛みの原因を生む体のバランス改善

    膝の壊死部位をかばうことで、姿勢や歩行が崩れ、他の部位に負担がかかってしまうことがあります。当院では、骨盤・股関節・足首などの連動性を見直し、身体全体のバランスを整えます。

    ✅ 筋膜や筋肉の調整による血流促進

    壊死の背景には「局所的な血流不足」が関係していることも。筋膜リリースや関節モビリゼーションを用いて、周囲の循環環境を整えます。

    ✅ 運動指導・セルフケアの提案

    自宅でできる軽い運動やストレッチ正しい体の使い方を指導し、壊死部位に負担をかけすぎない日常生活をサポートします。


    ◆ 手術をする前に、一度ご相談ください

    もちろん、進行が進んでいたり、壊死の範囲が広い場合には手術が必要になることもあります。
    しかし、整形外科の現場でも、保存療法のみで痛みなく生活できている例もあることがわかっています。

    「できれば手術は避けたい」「今の自分の状態なら何ができるか知りたい」とお考えの方は、一度一会整骨院にご相談ください。
    当院では無理に施術をすすめることはせず、現在、かかりつけの整形外科と併用して施術を受けることが可能です。


    ◆ 最後に

    大腿骨内顆骨壊死は、早期の対応が将来の選択肢を広げます。
    整形外科の診断を受けたあとでも、「手術以外の選択肢はないか?整骨院でできることはないか?」という視点はとても大切です。
    手術の前にできること、一緒に探してみませんか?

    横須賀市根岸町5-21-38 奥山ビル1F右
    北久里浜駅エリアにある一会整骨院

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