こんにちは。横須賀市根岸町の一会整骨院です。「腰が痛くて立てない」「動こうとすると激痛が走る」――椎間板ヘルニアによる突然の激痛は、日常生活を一変させてしまうとてもつらい症状です。
今回は、椎間板ヘルニアで激しい痛みに襲われた時の応急処置と、すぐに病院へ行くべき危険な症状について、詳しく解説します。
椎間板ヘルニアとは?
椎間板ヘルニアは、背骨と背骨の間でクッションの役割をしている「椎間板」が飛び出し、近くを通る神経を刺激することで起こります。
主な症状
- 腰から足にかけての激しい痛み
- 足のしびれや感覚異常
- 足に力が入りにくい
- 咳やくしゃみで痛みが響く
激痛で動けない時の応急処置3つ
1. まずは楽な姿勢で安静に
何よりも大切なのは、無理に動かないことです。痛みが出たら、すぐに楽な姿勢で横になりましょう。
おすすめの姿勢
- 仰向けになり、膝の下にクッションを入れる
- 横向きで膝を軽く曲げる(エビのような姿勢)
- 痛む部分の下に薄めの枕を入れる
神経の炎症を広げないためにも、安静が第一です。痛みの程度によりますが、強い痛みの場合は数日間の安静が必要になることもあります。
2. コルセットやタオルで腰を固定
腰を安定させることで、痛みを和らげることができます。
コルセットがある場合
- 薬局やドラッグストアで購入可能
- 適度な締め付けで腰を支える
- 長時間の使用は筋力低下につながるため注意
コルセットがない場合
- バスタオルを腰に巻いて代用
- きつく締めすぎないように注意
- お腹を圧迫しない程度に固定
3. 冷やすか温めるか?
急性期(痛みが出て2~3日)
- 冷やす方が効果的
- 保冷剤をタオルで包んで15~20分
- 炎症を抑える効果が期待できる
慢性期(数日経過後)
- 温める方が効果的
- 温タオルや入浴で血行促進
- 筋肉の緊張を和らげる
すぐに病院へ!こんな症状は要注意
以下の症状が現れた場合は、自己判断せず、すぐに医療機関を受診してください。
1. 排尿・排便のコントロールができない
馬尾症候群の可能性
- 尿が出ない、または漏れてしまう
- 便のコントロールができない
- お尻周りの感覚がない
これらは、膀胱や肛門をコントロールする神経が圧迫されているサインです。緊急の処置が必要となる深刻な状態のため、直ちに医療機関へ。
2. 足に全く力が入らない
- 立ち上がれない
- 足が動かせない
- つま先立ちやかかと歩きができない
神経が強く圧迫されている可能性があります。放置すると麻痺が残ることもあるため、早急な対応が必要です。
3. 痛みが24時間以上続く、または悪化している
- 安静にしても痛みが引かない
- 時間とともに痛みが強くなる
- 夜も眠れないほどの痛み
炎症が悪化している、または神経への圧迫が強まっている可能性があります。
4. しびれが両足に広がっている
- 左右対称のしびれ
- お尻から太もも、ふくらはぎまで広範囲
- しびれがどんどん広がる
脊髄や馬尾神経が圧迫されている可能性があり、専門的な検査と治療が必要です。
5. 発熱や全身のだるさを伴う
- 38度以上の熱がある
- 体全体がだるい
- 食欲がない
椎間板の感染症など、ヘルニア以外の病気が隠れている可能性があります。
椎間板ヘルニアの予防と再発防止
日常生活で気をつけること
正しい姿勢を意識
- 立つ時:横から見た時に耳・肩・大転子が一直線
- 座る時:深く腰掛け、背もたれを活用
- 猫背は椎間板への負担大ですので控える
重いものの持ち方
- 膝を曲げて腰を落とす
- 背筋を伸ばして持ち上げる
- 腰だけで持ち上げない
長時間同じ姿勢を避ける
- 30分~1時間ごとに休憩
- 軽いストレッチや体操
- デスクワークの方は特に注意
体を冷やさない
- 腰を温めて血行促進
- 入浴で筋肉の緊張緩和
- 冷房対策も忘れずに
おすすめのストレッチ
太もも裏のストレッチ
- 仰向けに寝る
- 片足を上げて膝を伸ばす
- タオルを足裏にかけて引き寄せる
- 15~30秒キープ
腸腰筋のストレッチ
- 片膝立ちの姿勢
- 後ろの足の付け根を前に押し出す
- 股関節の前が伸びる感覚
- 15~30秒キープ
背中のストレッチ
- 四つん這いになる
- 背中を丸めたり反らしたり
- ゆっくりとした動作で
- 5~10回繰り返す
生活習慣の改善
- 禁煙:ニコチンは椎間板への血流を妨げる
- バランスの良い食事:カルシウムやビタミンD摂取
- 適度な運動:ウォーキングや水泳がおすすめ
- 体重管理:肥満は腰への負担増
- 十分な睡眠:体の回復力を高める
椎間板ヘルニアになりやすい人の特徴
以下に当てはまる方は特に注意が必要です:
- 40~50代の方
- 運動不足
- 重いものを頻繁に持つ仕事
- 長時間のデスクワークや運転
- 喫煙習慣がある
- 肥満傾向がある
一会整骨院でのアプローチ
当院では、椎間板ヘルニアでお悩みの方に対して、以下のような施術を行っています。
1. 丁寧なカウンセリング
- 症状の詳しい確認
- 痛みが出る動作のチェック
- 生活習慣の聞き取り
2. 全身バランスの評価
- 姿勢分析
- 骨盤の歪みチェック
- 筋肉の緊張度確認
3. 個々に合わせた施術
- 骨盤調整
- 筋肉の緊張緩和
- 姿勢改善指導
- リハビリテーション
4. 再発予防サポート
- 自宅でできるストレッチ指導
- 正しい姿勢のアドバイス
- 生活習慣改善の提案
まとめ
椎間板ヘルニアで激痛が走った時は:
- 楽な姿勢で安静に
- コルセットやタオルで腰を固定
- 急性期は冷やす、慢性期は温める
以下の症状がある場合はすぐに医療機関へ:
- 排尿・排便障害
- 足の麻痺
- 24時間以上続く痛み
- 両足のしびれ
- 発熱や倦怠感
予防と再発防止には:
- 正しい姿勢の維持
- 適度な運動
- 生活習慣の改善
が大切です。
まとめ
椎間板ヘルニアの激痛には、まず安静にして楽な姿勢を取り、コルセットやタオルで腰を固定しましょう。排尿障害・足の麻痺・両足のしびれ・24時間以上続く痛み・発熱がある場合はすぐに医療機関へ。予防には正しい姿勢、適度な運動、生活習慣の改善が重要です。当院では骨盤調整や姿勢改善指導で根本からのサポートを行っています。痛みでお困りの方はお気軽にご相談ください。
院詳細
| 店舗名 | 一会整骨院 |
|---|---|
| 営業時間 | 午前8:30~12:30 午後15:00~20:00 水曜日、土曜日は午前診療のみ |
| 定休日 | 日曜、祝日 |
| 住所 | 〒239-0807 神奈川県横須賀市根岸町5-21-38 奥山ビル1階右号室 |
| 交通 | バス停「妙真寺」徒歩5分 |
| 駐車場 | 2台 |
| 電話番号 | 046-845-9171 |
Gerald Musa, Rossi E C Barrientos, Serik K Makirov, Gennady E Chmutin, Gennady I Antonov, Alexander V Kim, Olzhas Otarov.Repeat discectomy for recurrent same level disc herniation: A literature review of the past 5 years. Surg Neurol Int, 2023, 14, p.100
