こんにちは。神奈川県横須賀市根岸町の一会整骨院です。
「膝が痛くて整形外科に行ったら、変形性膝関節症と言われた」
「ヒアルロン酸注射を打っても、その場しのぎにしかならない」
「軟骨がすり減っているから仕方ないと言われたけど、本当にそれだけ?」
このような悩みで当院に来られる方が非常に多くいらっしゃいます。
実は、変形性膝関節症の痛みの本当の原因は、「軟骨のすり減り」だけではありません。膝関節の捻じれが大きく関係しているのです。
特に、大腿骨(太ももの骨)が内側に捻じれ、脛骨(すねの骨)が外側に捻じれることで、膝は常に捻じられた状態になります。この捻じれがX脚を作り、膝の痛みを引き起こしている場合があります。
今回は、なぜ膝が捻じれるのか、それが変形性膝関節症とどう関係するのか、そしてどうすれば改善できるのかについて、詳しく解説します。
変形性膝関節症とは?基本を理解する
変形性膝関節症は、膝の軟骨がすり減り、骨同士がぶつかることで痛みや変形が起こる病態と言われています。
一般的に言われる原因
加齢
- 軟骨の水分が減少
- 弾力性が失われる
- 修復能力が低下
肥満
- 膝への負担増加
- 1kg増えると膝への負荷は3〜5kg増える
過去の外傷
- 靭帯損傷
- 半月板損傷
- 骨折
これらは確かに原因の一つです。しかし、なぜ同じ年齢、同じ体重でも、膝が痛い人と痛くない人がいるのでしょうか?
見落とされている真の原因:膝関節の捻じれ
ここが最も重要なポイントです。変形性膝関節症の多くは、膝関節が常に捻じれた状態にあります。
正常な膝関節のアライメント
正常な状態では:
- 大腿骨と脛骨がまっすぐに並ぶ
- 膝蓋骨(膝のお皿)が正面を向く
- 体重が均等に分散される
- 軟骨への負担が最小限
捻じれた膝関節のメカニズム
多くの変形性膝関節症の患者さんでは、以下のような捻じれが起きています。
大腿骨(太ももの骨)が内旋(内側に捻じれる)
なぜ内旋するのか?
- 股関節の内旋筋が優位になる
- 腸腰筋、大腿直筋が短縮緊張し骨盤が前傾
- お尻の筋肉(大殿筋)が弱化
- 内転筋(内ももの筋肉)が短縮
- 大腿骨が内側に引っ張られる
脛骨(すねの骨)が外旋(外側に捻じれる)
なぜ外旋するのか?
- 足のアーチが崩れる(扁平足)
- 足首が内側に倒れる(回内)
- 脛骨が代償的に外側に捻じれる
- 外側ハムストリングス(大腿二頭筋)が硬い
- 脛骨が外側に引っ張られる
外旋するとどうなる?
- すねが外側を向く
- 足先が外を向く
- 膝の捻じれがさらに増す
大腿骨の内旋 + 脛骨の外旋 = 膝の捻じれ
この2つが同時に起こると:
- 大腿骨は内側を向く
- 脛骨は外側を向く
- 膝関節が常に捻じられた状態に
- X脚の形成
- 膝の内側に過度な負担
- 軟骨が内側からすり減る
- 痛みと変形
つまり、「常に膝を捻じった状態で生活している」のです。
X脚と膝の捻じれの関係
X脚は、膝が内側に入り込んだ状態です。これは膝の捻じれの結果として現れます。
X脚になるメカニズム
1. 股関節の問題
- お尻の筋肉(大殿筋・中殿筋)の弱化
- 股関節が安定しない
- 大腿骨が内旋しやすくなる
2. 骨盤の問題
- 骨盤が不安定
- 股関節への負担が不均等
- 大腿骨の位置が崩れる
3. 足首の問題
- 扁平足
- 足首の回内(内側に倒れる)
- 脛骨が外旋を強いられる
4. 筋肉のアンバランス
- 内転筋が硬い → 大腿骨を内側に引く
- 外側ハムストリングスが硬い → 脛骨を外側に引く
- 大腿四頭筋の内側が弱い → 膝蓋骨が外側にずれる
X脚で膝が痛くなる理由
1. 膝の内側への負担集中
X脚では、体重が膝の内側に集中します。
- 正常な膝:内側50% + 外側50%
- X脚の膝:内側70〜80% + 外側20〜30%
内側の軟骨だけが過度にすり減ります。
2. 半月板への異常な圧力
半月板は膝のクッションですが、X脚では:
- 内側半月板が過度に圧迫される
- 外側半月板は機能しない
- 内側半月板が損傷しやすい
3. 靭帯への負担
X脚では:
- 外側側副靭帯が常に引き伸ばされる
- 内側側副靭帯が緩む
- 膝の安定性が低下
4. 膝蓋骨の軌道異常
大腿骨が内旋すると:
- 膝蓋骨が外側に引っ張られる
- 大腿骨との接触面が変わる
- 膝蓋大腿関節症(膝のお皿の裏の痛み)
5. 常に捻じられたストレス
最も重要なのは、一歩歩くたびに膝が捻じられることです。
- 立つ → 捻じれる
- 歩く → 捻じれる
- 階段 → さらに捻じれる
これが何年も続けば、軟骨はすり減り、痛みは慢性化します。
なぜ軟骨のすり減りだけを見てはいけないのか
整形外科では、レントゲンで軟骨のすり減りを確認し、「軟骨がすり減っているから痛い」と説明されることが多いです。
しかし、軟骨がすり減っている = 痛いとは限りません。
軟骨と痛みの真実
軟骨には神経がない
実は、軟骨自体には神経が通っていません。つまり、軟骨がすり減っても、それ自体は痛みを感じません。
では何が痛いのか?
- 骨の痛み
- 軟骨がなくなると骨同士がぶつかる
- 骨には神経がある
- 骨がぶつかると痛い
- 滑膜の炎症
- 関節を包む滑膜が炎症を起こす
- 水が溜まる
- 痛みと腫れ
- 筋肉・靭帯の緊張
- 捻じれた状態で筋肉・靭帯が常に引っ張られる
- 疲労と痛み
- 半月板の損傷
- 異常な負荷で半月板が傷む
- 痛みと引っかかり
つまり、痛みの本当の原因は「捻じれによる異常な負荷」なのです。
軟骨がすり減っていても、膝の捻じれを改善し、正常な荷重バランスを取り戻せば、痛みは軽減します。
一会整骨院での変形性膝関節症へのアプローチ
当院では、「軟骨がすり減っているから仕方ない」とは考えません。膝の捻じれを改善し、正常な荷重バランスを取り戻すことを目指します。
ステップ1:詳細な評価
姿勢・アライメントの評価
- 立位での膝の向き
- X脚・O脚の程度
- 骨盤の傾き
- 足のアーチの状態
歩行分析
- 歩き方のクセ
- 膝の捻じれの程度
- 重心の位置
筋力・柔軟性の評価
- どの筋肉が弱いか
- どの筋肉が硬いか
- 左右差の確認
ステップ2:股関節からのアプローチ(大腿骨の内旋を改善)
大腿骨の内旋を改善するために、股関節周辺にアプローチします。
お尻の筋肉の活性化
大殿筋・中殿筋の重要性
大殿筋と中殿筋は、股関節を安定させ、大腿骨が内旋しないように保つ役割があります。これらが弱いと:
- 股関節が不安定
- 大腿骨が内旋しやすい
- 膝が内側に入る
当院での施術
- 大殿筋・中殿筋のトリガーポイント治療
- 筋膜リリース
- 神経筋再教育(正しく使えるように)
内転筋のストレッチ
内転筋(内ももの筋肉)が硬いと、大腿骨を内側に引っ張ります。
当院での施術
- 内転筋のストレッチ
- 筋膜リリース
- 自宅でのストレッチ指導
股関節の可動性改善
股関節が硬いと、膝で代償して動きます。
当院での施術
- 股関節の関節モビライゼーション
- 股関節周囲筋のリリース
ステップ3:足首からのアプローチ(脛骨の外旋を改善)
脛骨の外旋を改善するために、足首・足部にアプローチします。
足のアーチの改善
扁平足では:
- 足のアーチが崩れる
- 足首が内側に倒れる(回内)
- 脛骨が外旋を強いられる
当院での施術
- 足のアーチを支える筋肉の活性化(後脛骨筋など)
- 足部の関節調整
- インソールの提案
足首の調整
足首の位置を正常に戻します。
当院での施術
- 距骨(足首の骨)の調整
- 足首の可動性改善
ハムストリングスのバランス調整
外側ハムストリングス(大腿二頭筋)が硬いと、脛骨を外旋させます。
当院での施術
- 外側ハムストリングスのストレッチ
- 内側ハムストリングスとのバランス調整
ステップ4:膝関節自体の調整
膝関節の捻じれを直接調整します。
脛骨の回旋調整
脛骨を優しく内旋方向に誘導し、捻じれを解放します。
膝蓋骨の位置調整
大腿骨の内旋で外側にずれた膝蓋骨を、正しい位置に戻します。
関節包・靭帯の調整
捻じれで硬くなった関節包や靭帯をリリースします。
ステップ5:弱化した筋肉のトレーニング
捻じれを改善した上で、弱化した筋肉を強化します。
大殿筋・中殿筋の強化
なぜ重要?
- 股関節を安定させる
- 大腿骨の内旋を防ぐ
- 膝が内側に入るのを防ぐ
トレーニング例
1. ヒップリフト
- 仰向けで膝を立てる
- お尻を持ち上げる
- 大殿筋を意識
- 10回 × 3セット
2. クラムシェル
- 横向きに寝る
- 膝を曲げたまま上の膝を開く
- 中殿筋を意識
- 15回 × 3セット
3. サイドレッグレイズ
- 横向きに寝る
- 上の足をまっすぐ上げる
- 中殿筋を意識
- 10回 × 3セット
大腿四頭筋の内側(内側広筋)の強化
なぜ重要?
- 膝蓋骨を内側に引く
- 膝蓋骨の軌道を正常化
- 膝の安定性向上
トレーニング例
1. ターミナルニーエクステンション
- 立位で軽く膝を曲げる
- 最後の30度だけ伸ばす
- 内側広筋が働く
- 20回 × 3セット
2. ウォールスクワット(ボール挟み)
- 壁に背中をつける
- 膝の間にボールを挟む
- スクワット
- 内転筋と内側広筋が働く
- 10回 × 3セット
後脛骨筋の強化
なぜ重要?
- 足のアーチを支える
- 足首の回内を防ぐ
- 脛骨の外旋を防ぐ
トレーニング例
1. タオルギャザー
- 床にタオルを敷く
- 足指でタオルをたぐり寄せる
- 足のアーチの筋肉が働く
- 毎日行う
2. カーフレイズ(つま先立ち)
- 立位でかかとを上げる
- ゆっくり下ろす
- 後脛骨筋が働く
- 15回 × 3セット
ハムストリングスのバランス強化
なぜ重要?
- 内側と外側のバランスを取る
- 脛骨の回旋を制御
トレーニング例
1. ブリッジウィズレッグカール
- 仰向けで膝を立てる
- お尻を上げたまま、かかとを引き寄せる
- ハムストリングスが働く
- 10回 × 3セット
ステップ6:日常生活での姿勢・動作指導
座り方
- 足を組まない
- 両足を床につける
- 膝が内側に入らないように
立ち方
- 両足に均等に体重をかける
- 膝を軽く曲げておく(ロックしない)
- つま先をまっすぐ前に向ける
歩き方
- つま先をまっすぐ前に向ける
- 膝が内側に入らないように意識
- お尻の筋肉を使って歩く
階段の昇降
- ゆっくりと
- 膝が内側に入らないように
- 手すりを使う
よくある質
Q1. 軟骨がすり減っていても改善できるのですか?
A. はい、改善できます。軟骨がすり減っていても、膝の捻じれを改善し、正常な荷重バランスを取り戻せば、痛みは大幅に軽減します。軟骨自体には神経がないため、痛みの本当の原因は捻じれによる異常な負荷なのです。
Q2. X脚は治りますか?
A. 骨の変形が進んでいない場合、または軽度の場合は、かなりの改善が期待できます。筋肉のバランスを整え、股関節と足首を調整することで、X脚は改善します。
Q3. どのくらいで良くなりますか?
A. 症状の程度によりますが、多くの方が10〜20回の施術で大きな改善を実感されます。ただし、トレーニングの継続が重要です。
Q4. 手術は本当に避けられますか?
A. すべてのケースで避けられるわけではありませんが、当院で治療を受けた多くの方が手術を回避されています。まずは保存療法を試す価値があります。
まとめ:変形性膝関節症は膝の捻じれに着目せよ
変形性膝関節症の本当の原因
- 軟骨のすり減りだけではない
- 膝関節の捻じれが大きく関係
膝の捻じれのメカニズム
- 大腿骨が内旋(内側に捻じれる)
- 脛骨が外旋(外側に捻じれる)
- 常に膝を捻じった状態
- X脚の形成
- 膝の内側に過度な負担
一会整骨院でのアプローチ
- 股関節からのアプローチ(大腿骨の内旋を改善)
- 足首からのアプローチ(脛骨の外旋を改善)
- 膝関節自体の調整
- 弱化した筋肉のトレーニング
- 大殿筋・中殿筋
- 内側広筋
- 後脛骨筋
- ハムストリングス
軟骨がすり減っていても痛みは改善できる
「軟骨がすり減っているから仕方ない」
「手術しかない」
諦める前に、ぜひ一度当院にご相談ください。
膝の捻じれに着目した根本治療で、手術を回避できる可能性があります。
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