睡眠不足が身体に与える深刻な影響とは?

    はじめに

    横須賀市根岸町の一会整骨院です。日々多くの患者様を診させていただく中で、睡眠不足が原因と思われる症状でお悩みの方が増えています。現代社会では仕事や家事、スマートフォンの使用などで睡眠時間が削られがちですが、睡眠不足は想像以上に身体へ深刻な悪影響を与えています。

    今回は柔道整復師の視点から、睡眠不足が身体に与える具体的な影響について詳しく解説いたします。

    睡眠不足が引き起こす身体への悪影響

    1. 筋骨格系への影響

    肩こり・首こりの悪化 睡眠不足により筋肉の疲労回復が不十分になると、肩や首の筋肉が常に緊張状態となります。当院でも睡眠不足の患者様は、通常より頑固な肩こりを訴えることが多く見られます。

    腰痛の発症・悪化 睡眠中は腰椎の負担が軽減され、椎間板の修復が行われます。睡眠不足はこの回復プロセスを阻害し、腰痛の原因となります。特にデスクワークの方は要注意です。

    関節の炎症増加 睡眠不足は体内の炎症反応を増加させ、関節痛や関節炎の悪化につながります。膝や肘の痛みが長引く場合、睡眠の質を見直すことが重要です。

    2. 姿勢への悪影響

    睡眠不足により体幹の筋力が低下し、正しい姿勢を維持することが困難になります。猫背や前頭姿勢が習慣化すると、首や肩への負担が増大し、慢性的な痛みの原因となります。

    3. 免疫機能の低下

    十分な睡眠は免疫システムの正常な機能に不可欠です。睡眠不足により免疫力が低下すると、炎症の治癒が遅れ、筋肉や関節の回復も阻害されます。

    4. ホルモンバランスの乱れ

    成長ホルモンの分泌低下 深い睡眠中に分泌される成長ホルモンは、筋肉や骨の修復に重要な役割を果たします。睡眠不足はこの分泌を妨げ、身体の回復力を著しく低下させます。

    コルチゾール(ストレスホルモン)の増加 睡眠不足によりストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が増加し、筋肉の緊張や炎症反応が促進されます。

    5. 血行不良と代謝の低下

    睡眠不足は血液循環を悪化させ、筋肉への酸素・栄養供給を阻害します。これにより筋肉の柔軟性が低下し、こりや痛みが生じやすくなります。

    整骨院での治療効果にも影響

    当院での施術においても、睡眠不足の患者様は治療効果が現れにくい傾向があります。施術により一時的に症状が改善しても、十分な睡眠が取れていないと症状の再発が早く、根本的な改善が困難になります。

    良質な睡眠のための基本的なポイント

    睡眠環境の整備

    • 寝室の温度を18-22度に保つ ※6月時点での温度  
    • 遮光カーテンで光を遮断する
    • 静かな環境を作る

    生活習慣の改善

    • 就寝前のスマートフォン使用を控える
    • カフェインの摂取は午後3時まで
    • 規則正しい就寝・起床時間を心がける

    寝具の見直し

    適切な硬さのマットレスと枕を選ぶことで、睡眠中の身体への負担を軽減できます。

    まとめ

    睡眠不足は単なる疲労だけでなく、筋骨格系をはじめとする身体全体に深刻な悪影響を与えます。慢性的な肩こりや腰痛でお悩みの方は、治療と並行して睡眠の質の改善にも取り組むことが重要です。

    横須賀市根岸町の一会整骨院では、患者様一人ひとりの症状に合わせた治療とともに、生活習慣の改善についてもアドバイスを行っております。睡眠に関するお悩みや身体の不調がございましたら、お気軽にご相談ください。


    一会整骨院 〒239-0807 神奈川県横須賀市根岸町5-21-38奥山ビル1F右
    TEL: [046-845-9171]
    営業時間: [8:30~12:30 15:00~20:00] 定休日: [水曜土曜午後・日曜・祝日]

    身体の痛みや不調でお困りの際は、お気軽にお問い合わせください。