こんにちは。一会整骨院の杉田です。
今回は、手や指のしびれ・痛みの原因として多い「手根管症候群」についてお話します。
当院に手の痺れで来院される患者様の中に、手根管症候群の方がいらっしゃいます。
基本的には保存療法と自宅エクササイズで治療をすすめていきます。
なかなか症状が改善せず、悪化すると手術にもなりうる疾患です。
手根管症候群がどのような症状なのか、治療期間についてもお伝えしていきます。
■ 手根管症候群の主な症状
手根管症候群は、手首にある「手根管」というトンネル状の部分で、正中神経が圧迫されることで起こる症状です。主に以下のような症状が現れます。
- 親指・人差し指・中指・薬指の親指側のしびれや痛み
- 朝方や夜中に手がしびれて目が覚める
- ボタンを留めたり、細かい作業がしづらい
- ひどくなると、親指の付け根(母指球)がやせてくる
■ どんな人がなりやすい?
手根管症候群は、以下のような方に多く見られます。
- 更年期以降の女性(ホルモンバランスの変化が影響)
- 手首をよく使う職業(パソコン作業、調理、育児、工場勤務など)
- 妊娠・出産期の女性(むくみが原因になることも)
- 糖尿病や甲状腺疾患などの持病がある方
■ 手術後でも再発する?再発率は?
手根管症候群は手術による治療も行われますが、実は再発するケースも少なくありません。
手術の再発率は文献によって異なりますが、約5~15%程度と言われています。原因を取り除かない限り、再び症状が出ることがあります。
■ 早めの治療が大切!
しびれは一時的なものと放っておくと、神経のダメージが進行して回復しづらくなります。
「ちょっと手がしびれるな」「朝方によく手がだるい」といった軽い症状のうちに、整骨院などで相談することが大切です。
■ 保存療法ではどのくらいで良くなるの?
初期の手根管症候群であれば、保存療法(手技療法や生活指導、サポーター装着など)での改善が期待できます。
当院では、以下のようなアプローチを行っています:
- 前腕・手関節の筋肉や腱の調整
- 神経の滑走性を高める手技療法
- 姿勢や肩・首の調整による負担軽減
- テーピングやサポーターの提案
治療期間の目安は、軽度で2~4週間、重度だと3か月程度が一般的です。もちろん、個人差もあり、仕事や家事をこなしながらに治療になりますのでお体の状態を見ながら調整していきます。
■ 自宅で気をつけること
日常生活でのセルフケアも大切です。以下の点を意識しましょう。
- 手首を反らす動作を避ける(スマホやPCの使用姿勢に注意)
- 冷えを避ける(神経の働きが悪くなります)
- 長時間の手作業はこまめに休憩を入れる
- 夜間用の手首サポーターを使う(正中神経への圧迫軽減に効果的)
● まとめ
手根管症候群は、手のしびれや痛みを引き起こし、放置すると生活に大きな支障をきたします。
「もしかして…」と思ったら、なるべく早めに整骨院に相談してください。
当院では、仕事や育児をこなしながら手術をせず改善、再発予防に向けた施術を行っています。気になる症状がある方は、ぜひ一度ご相談ください。
院詳細
店舗名 | 一会整骨院 |
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営業時間 | 午前8:30~12:30 午後15:00~20:00 水曜日、土曜日は午前診療のみ |
定休日 | 日曜、祝日 |
住所 | 〒239-0807 神奈川県横須賀市根岸町5-21-38 奥山ビル1階右号室 |
交通 | バス停「妙真寺」徒歩5分 |
駐車場 | 2台 |
電話番号 | 046-845-9171 |