脊柱管狭窄症の手術後に「お尻から足にかけてのしびれ」が残る理由とは?
こんにちは。横須賀市根岸町(北久里浜駅エリア)の一会整骨院です。
今回は「脊柱管狭窄症の手術をしたのに、しびれが残っている」というお悩みについて解説します。
◆ 脊柱管狭窄症とは?
脊柱管狭窄症とは、背骨の中を通る神経の通り道(脊柱管)が狭くなり、神経を圧迫してしまう病気です。
神経は脊髄から枝分かれし、腰からお尻、太もも、ふくらはぎ、足先へとつながっています。
この神経の通り道が圧迫されることで、腰痛や下肢のしびれ、歩行時の違和感などの症状が現れます。
◆ 主な症状と好発年齢、なりやすい人
脊柱管狭窄症の代表的な症状は以下のようなものです。
- 長く歩くと足がしびれて休みたくなる(間欠性跛行)
- お尻や太もも、ふくらはぎにかけてのしびれや痛み
- 前かがみになると楽になる
- 足に力が入りづらい
好発年齢は50代以降の中高年層で、特になりやすい方
- 長年デスクワークをしている方
- 腰を反らす姿勢が多い仕事(介護・職人・スポーツなど)
- 加齢による姿勢変化や筋力低下がある方
上記のように腰に負担をかけ続けている方に多く見られます。
◆ 手術をしたのに「しびれ」が残るのはなぜ?
脊柱管狭窄症の手術では、狭くなった神経の通り道を物理的に広げます。
しかし、「手術後もお尻から足にかけてしびれが残る」という方も少なくありません。
その主な理由には、次の2つが考えられます。
① 神経の通り道が筋肉で圧迫されているケース
脊柱管の圧迫が解消されても、神経はお尻から足にかけて筋肉の間を通って走行します。
特に、
- 梨状筋(お尻の深い筋肉)
- ハムストリング(太ももの裏の筋肉)
この2つの下を坐骨神経が通っています。
これらの筋肉が硬くなると、神経の通り道を再び圧迫してしまい、しびれが続くのです。
② 神経が長期間の圧迫で変性しているケース
もう一つの原因は、神経が長い間圧迫を受けてダメージを受けている(神経変性)場合です。
この場合、手術で圧迫を取り除いても、神経の回復には時間がかかることがあります。
また、神経自体の回復が完全でないと、しびれが残るケースもあります。
アメリカの研究では2年後に痛み痺れが残っている方は8割にものぼるといいたデータもあります。
手術を検討の方は、本当に手術以外に方法がないのか、一度考えていただきたいですね!
◆ 一会整骨院での治療方針
― 筋膜調整 × リハビリで神経の通り道を整える ―
当院では、「筋膜治療」と「機能回復リハビリ」を組み合わせ、
手術後に残るしびれの根本改善を目指しています。
【筋膜治療】
神経の通り道を整えるために、筋肉や筋膜の硬さを緩める施術を行います。
主に以下の部位を重点的にアプローチします。
- 梨状筋:坐骨神経が真下を通るため、柔軟性の回復が重要
- ハムストリング:坐骨から膝裏まで神経と密接しており、神経の滑走性に関係
- 腓骨:正しい位置に調整することで、ハムストリングの過緊張を防ぐ
→腓骨が「後下」に落ちると、坐骨神経を引っ張る原因になります。 - 足底(足の裏):末端での神経の出口を整え、しびれを軽減
【リハビリ】
施術で整えた体を安定させるために、正しい筋肉を使えるように再教育していきます。
特に重要なのは、大殿筋下部の活性化です。
手術や長期の痛みにより大殿筋下部が使えなくなると、代わりに中殿筋が過剰に働いて緊張し、
結果として皮神経を圧迫してしまいます。
大殿筋下部がしっかり働くことで、
- 中殿筋の過緊張が抑制される
- 骨盤の位置が安定し、神経の通り道が確保される
- 歩行時のしびれや違和感が軽減する
といった効果が期待できます。
このように、「筋膜を緩める」+「正しく動かせるようにする」ことで、
しびれの根本改善と再発予防を目指していきます。
◆ まとめ
脊柱管狭窄症の手術後にしびれが残るのは、
「筋肉の通り道で再び神経が圧迫されている」または「神経の変性」が関係している可能性があります。
一会整骨院では、筋膜治療を通して神経の通り道を整え、根本的な回復をサポートしています。
手術後もしびれや違和感が続いている方は、ぜひ一度ご相談ください。
院情報・アクセス
院詳細
| 店舗名 | 一会整骨院 |
|---|---|
| 営業時間 | 午前8:30~12:30 午後15:00~20:00 水曜日、土曜日は午前診療のみ |
| 定休日 | 日曜、祝日 |
| 住所 | 〒239-0807 神奈川県横須賀市根岸町5-21-38 奥山ビル1階右号室 |
| 交通 | バス停「妙真寺」徒歩5分 |
| 駐車場 | 2台 |
| 電話番号 | 046-845-9171 |
