はじめに
「日中は何ともないのに、夜寝ていると腰が痛くなる」「朝起きると腰が痛い」といったお悩みはありませんか?横須賀市根岸町の一会整骨院には、このような症状でお困りの患者さんが多く来院されます。今回は、寝ている時に腰が痛くなる理由と、その対策について詳しく解説します。
なぜ夜だけ腰が痛くなるのか?
日中は動いていても痛みがないのに、寝ている時だけ腰が痛くなる場合、**筋肉が硬くなりすぎている(過緊張状態)**ことが主な原因です。
動いている時は筋肉が伸び縮みするため痛みを感じにくいのですが、寝ている時は筋肉が動かず、硬くなった筋肉がさらに緊張して痛みを引き起こします。
どこの筋肉が痛いのか?
触って痛みを感じる部分(圧痛)は、主に以下の場所に多く見られます。
- 多裂筋(たれつきん):腰の深層にある筋肉で、背骨を支える重要な役割を持っています
- 仙腸関節(せんちょうかんせつ):骨盤の後ろ側にある関節で、体重を支える部分です
これらは体の深い部分にあるため、表面からはわかりにくく、じっとしている時に痛みとして感じやすくなります。
また多裂筋の過緊張はぎっくり腰を引き起こしますので、しっかりと施術をする必要があります。
腰の筋肉が硬くなる原因
腰の筋肉が過緊張状態になる主な原因は、同じ姿勢での仕事です。
- 中腰での作業が多い
- デスクワークで長時間座っている
- 立ち仕事が続く
特に注目していただきたいのが、座っている姿勢の負担です。実は座っている姿勢は立っている時よりも腰への負担が大きく、以下のような負荷がかかります。
- 正しい姿勢で座っていても:立っている時の約1.3倍の負担
- 姿勢が悪い状態で座っていると:立っている時の約2倍近くの負担
デスクワークが多い方は、知らず知らずのうちに腰に大きな負担をかけ続けているのです。
今日からできる予防法
座り方の改善
- 脚を組まない:脚を組むと骨盤が歪み、腰への負担が偏ります
- 座っている姿勢を正す:背筋を伸ばし、骨盤を立てるように座りましょう
- 柔らかいソファーに座る時の工夫:肘の高さに背中にクッションを入れることで、自然な姿勢を保ちやすくなります
長時間同じ姿勢を避ける
30分〜1時間に一度は立ち上がったり、軽く体を動かしたりすることで、筋肉の緊張をほぐすことができます。
こんな症状があったらすぐに病院へ
夜間の腰痛の多くは筋肉の問題ですが、以下のような症状がある場合はすぐに専門医を受診してください。
- 夜間に激痛で目が覚める
- 発熱がある
これらの症状がある場合、内科的な疾患の可能性があります。
考えられる疾患例
- 尿路結石:激しい痛みと共に、吐き気や血尿を伴うことがあります
- 腎盂腎炎(じんうじんえん):発熱、悪寒、背中から腰にかけての痛みが特徴です
- 膵炎(すいえん):上腹部から背中にかけての激しい痛み、発熱、吐き気などが見られます
これらは整骨院では対応できない疾患ですので、必ず医療機関を受診してください。
一会整骨院での治療アプローチ
当院では、このような腰痛に対して以下のような治療を行っています。
根本的な原因にアプローチ
- 体全体の歪みを整える:腰だけでなく、全身のバランスを見て調整します
- 背骨の可動域をしっかりとつける:硬くなった背骨の動きを改善し、筋肉の緊張を和らげます
自宅でできるセルフケア
当院では、ご自宅でも継続してケアできるよう、エクササイズ指導も行っています。
背骨のエクササイズとして特におすすめなのが、腹式呼吸(腹横筋トレーニング)です。
腹式呼吸のやり方
- 仰向けに寝るか、楽な姿勢で座ります
- お腹に手を当てます
- 鼻からゆっくり息を吸いながら、お腹を膨らませます
- 口からゆっくり息を吐きながら、お腹をへこませます
- これを10回程度、朝晩行いましょう
腹横筋は体幹を安定させる重要な筋肉で、この筋肉を鍛えることで腰への負担を軽減できます。
まとめ
寝ている時の腰痛は、日中の姿勢や仕事環境が大きく影響しています。座り方を見直し、適度に体を動かすことで予防することができます。ただし、激痛や発熱を伴う場合は、必ず専門医を受診してください。
横須賀市根岸町の一会整骨院では、患者さん一人ひとりの症状や生活習慣に合わせた治療とアドバイスを提供しています。夜間の腰痛でお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
院詳細
| 店舗名 | 一会整骨院 |
|---|---|
| 営業時間 | 午前8:30~12:30 午後15:00~20:00 水曜日、土曜日は午前診療のみ |
| 定休日 | 日曜、祝日 |
| 住所 | 〒239-0807 神奈川県横須賀市根岸町5-21-38 奥山ビル1階右号室 |
| 交通 | バス停「妙真寺」徒歩5分 |
| 駐車場 | 2台 |
| 電話番号 | 046-845-9171 |
