こんにちは、横須賀市根岸町(北久里浜駅エリア)の一会整骨院です。
膝の痛みでお悩みの患者さんから「このまま酷くなったら歩けなくってしまう」とご相談を受けます。
先に結論から申し上げると、大丈夫です!適切に治療を行えばほとんどの場合、手術せず改善が期待できます!
今回は変形性膝関節症についての説明をさせていただきます!
変形性膝関節症は、中高年に多い慢性的な膝の疾患で、関節軟骨がすり減ることで進行します。膝痛や動きにくさの原因となるため、正しく理解し予防・治療することが大切です。
変形性膝関節症とは?
変形性膝関節症とは、膝の関節にある軟骨が減少し、骨に負担がかかり炎症が生じ、段々と変形が生じる病気です。歩行時や立ち上がりなど日常動作で違和感や痛みを感じやすくなります。
なりやすい人の特徴
・50歳以上の中高年
・肥満傾向がある方
・女性(特に閉経後)
・過去のスポーツ歴や膝のけががある方
・O脚・X脚など膝の形状に特徴がある方
症状と進行度別の違い
- 軽症:動き始めや階段昇降時に違和感、少しの痛み
- 中等度:歩行時も痛く、腫れや熱感が出現
- 重度:変形や歩行困難、安静時も痛む場合が多い
症状が進行するほど、膝の可動域が狭くなり日常生活に支障をきたします。
寝返りで痛い、靴を履くのもつらいと訴える患者さんもいらっしゃいます。
整形外科での治療について
整形外科では主に以下の治療が行われます。
- 薬物療法(消炎鎮痛剤、湿布など)
- 理学療法(リハビリ・物理療法)
- ヒアルロン酸注射
- 重度の場合は手術(人工関節置換など)
ヒアルロン酸注射は日本で広く行われますが、本当に効果があるかは議論があります。
一会整骨院のアプローチ
当院では、単に膝だけを治療するのではなく、膝に負担をかけている根本原因から改善します。
足首・股関節・猫背など全身バランスを整え、膝関節へのストレスを軽減することで、痛みや機能の改善につながります。
施術の効果
- 足首の柔軟性改善で歩行時の膝負担減少
- 股関節の可動性向上で体重移動がスムーズに
- 姿勢矯正(猫背改善)で下肢への負担軽減
膝関節で痛みを引き起こす主な要因
- 膝蓋下脂肪体の炎症:膝のお皿(膝蓋骨)の下にある脂肪体が炎症を起こし、強い痛みや腫れが生じることが多いです。
かなりの割合で脂肪体への炎症がみられます。
当院では超音波治療や膝蓋骨へのモビライゼーションを行います。 - 鵞足炎(がそくえん):縫工筋(ほうこうきん)、薄筋(はっきん)、半腱様筋(はんけんようきん)が付着する部分が炎症を起こして痛みが出るケースです。
股関節の前面、恥骨、坐骨から脛骨上内側に付着する筋肉が原因となります。
その場合、膝の停止部だけでなく、骨盤へのアプローチが必要不可欠となります。 - 膝の神経の癒着:特に伏在神経が膝の内側を走行していますが、周囲組織と癒着すると異常な痛みやしびれが起こります。
伏在神経は大腿神経由来であるため、腰へのアプローチや、足底への施術を行います。
ヒアルロン酸注射の本当の効果とリスク
近年の研究では、ヒアルロン酸注射は変形性膝関節症治療において顕著な効果はなく、脂肪体や関節に針を刺すことで逆に炎症を悪化させるリスクも指摘されています。一時的な緩和はあっても根本的な解決にはならないとの考え方も増えています。
繰り返しのヒアルロン注射や水を抜く行為は、あくまでその場しのぎであると考えてください。
特に膝の長引く痛みに対して、膝窩筋や半腱様筋が悪さをしているケースを臨床上経験しています。
自宅でもケアすることは出来ますので、当院では痛みが軽減された段階でお伝えしています。
最後に
ここまでブログを読んで頂き有難う御座いました。
膝の痛みは正しい治療を行うことで、手術をすることなく改善できる疾患です。
悪化してしまうと、回復まで3ヵ月、4か月、、と期間がかかってしまいます。軽症の状態で治療を始めることが早期回復の重要なポイントです!
膝の痛みの治療の動画を一部公開↓↓
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