
横須賀市 根岸町 一会整骨院
足の甲がしびれる…その原因は椎間板ヘルニアかもしれません
「靴下を履くと足の甲だけ感覚が鈍い」「正座から立ち上がったときのようなジンジンとした違和感が、足の甲にずっと残っている」。そんな症状で来院される方は少なくありません。しびれというと足の裏や足指を思い浮かべる方が多いのですが、実は足の甲に限局したしびれも、腰の神経のトラブルが原因になっていることが多くあります。今回は、足の甲のしびれと椎間板ヘルニアの関係、そして整形外科での治療と当院でのアプローチの違いについてお話しします。
なぜヘルニアで足の甲がしびれるのか
腰椎から出る神経は、まるで幹線道路から枝分かれする道路網のように、それぞれ決まったエリアに枝を伸ばしています。腰椎の下のほうにある神経が、椎間板ヘルニアによって圧迫や炎症を受けると、その神経が担当している皮膚の領域、つまり足の甲や足の親指側にしびれや感覚の異常が現れます。これを「デルマトーム」と呼び、しびれが出ている場所を丁寧に確認することで、腰のどの高さの神経が影響を受けているのかをある程度推測することができます。足の甲だけがピンポイントでしびれるという訴えは、決して珍しいものではなく、腰の神経が発している重要なサインなのです。
整形外科での治療について
整形外科では、まずMRIなどの画像検査でヘルニアの位置や神経への圧迫の程度を確認します。そのうえで、痛みや炎症を抑える内服薬、神経の血流を改善するビタミンB12製剤、そして症状が強い場合には神経根ブロック注射といった治療が選択されます。多くのケースでは、これらの保存的治療と安静によって数週間から数か月かけて症状が落ち着いていくことが報告されています。手術は、排尿・排便障害を伴う重度のケースや、保存的治療で改善が見られず日常生活に大きな支障が続く場合に検討される選択肢であり、いきなり手術になることは稀です。まずは整形外科でしっかりと画像診断を受け、ご自身の状態を正確に把握しておくことが、その後の施術方針を決めるうえでも大切なステップになります。
当院での治療について
当院では、ヘルニアそのものを直接治すのではなく、神経が圧迫されやすい状態を作っている「腰への負担」そのものを軽減していくことを目指します。特に猫背姿勢は、腰椎の前弯を減らして椎間板の後方に圧力を集中させやすく、ヘルニアの症状を悪化させる大きな要因のひとつです。そこで骨盤周囲の筋肉や背骨に沿ったラインに丁寧に施術を行い、丸まった姿勢を根本から整えていきます。猫背が改善されることで腰椎への負担が分散され、神経への圧迫が和らぐケースを数多く経験してきました。
もうひとつ重視しているのが、神経そのものの「滑走性」です。神経は本来、周囲の組織の中をわずかに滑るように動きながら、姿勢の変化に対応しています。ところが炎症や周囲組織の硬さによってこの滑走性が失われると、少し体を動かしただけでも神経が引き伸ばされ、しびれが強く出やすくなります。当院では神経の通り道に沿ったマッサージや、神経の動きを取り戻すための神経フロッシングを取り入れ、神経が本来の柔軟な動きを取り戻せるようにアプローチしています。
そして施術の中でも特に力を入れているのが仙腸関節へのアプローチです。仙腸関節は骨盤の要となる関節で、ここの動きが悪くなると、体はバランスを取ろうとして大腿の外側やふくらはぎに余分な筋緊張を作り出します。まるで蝶番の動きが悪いドアを無理に開け閉めするうちに、周りの枠がきしんでくるようなイメージです。仙腸関節をしっかりと緩めることで、こうした代償的な筋緊張が解け、坐骨神経や関連する神経への負担が軽減し、足の甲のしびれの改善につながることが期待できます。
施術にはカイロプラクティックのテクニックも取り入れていますが、いわゆる「ボキボキ」と大きな音を立てて関節を動かす手技は行いません。ソフトな圧をかけながら関節の動きを引き出す方法を用いるため、施術中の痛みや不安を感じにくく、女性の方やご年配の方でも安心して受けていただけます。実際に、骨がポキポキ鳴る施術に不安を感じて他院での施術をためらっていた方が、当院の優しい手技であれば続けられたという声もいただいています。
改善までの期間と、整形外科との併用について
足の甲のしびれの改善にかかる期間は、年齢や神経の圧迫の程度、症状が出てからの経過期間によって幅がありますが、目安としては8週間から12週間程度、中長期的な視点で取り組んでいく症状だとお考えください。神経の炎症が落ち着き、滑走性が回復し、姿勢の癖が変わっていくには一定の時間が必要だからです。実際、当院に通われている方の中には、整形外科でのお薬や神経根ブロック注射を継続しながら、並行して当院の施術を受けている方も多くいらっしゃいます。薬や注射で炎症や痛みをコントロールしつつ、当院で姿勢や仙腸関節、神経の滑走性という根本的な部分にアプローチする、この組み合わせは決して珍しいことではなく、むしろ理にかなった進め方です。神経痛は一つの方法だけで簡単に解決するものではなく、医療機関での治療と身体へのアプローチを両輪として、総力戦で取り組んでいくことが改善への近道になります。
おわりに
足の甲のしびれは、「様子を見ているうちに慣れてしまった」という方も多い症状ですが、その裏には腰の神経からのサインが隠れていることがあります。整形外科での的確な診断と、当院での姿勢・仙腸関節・神経の滑走性に着目したケアを組み合わせることで、改善への道筋はしっかりと見えてきます。一人で抱え込まず、まずはお気軽にご相談ください。
一会整骨院
〒239-0807 神奈川県横須賀市根岸町5-21-38 奥山ビル1F右
TEL:046-845-9171
診療時間:午前8:30〜12:30/午後15:00〜20:00(水曜・土曜は午前のみ)
休診日:日曜・祝日
駐車場2台完備(近隣の横須賀オートパーキング57・58をご利用ください)
院長 杉田友康
柔道整復師
