横須賀市一会整骨院/お尻はしっかり緩めよう!

    腰痛と言えば中殿筋!ちゃんと緩めていますか?|一会整骨院
    一会整骨院ブログ

    腰痛と言えば中殿筋!
    ちゃんと緩めていますか?

    〜その施術、本当に「原因」に届いていますか?〜

    腰が痛いから腰をマッサージしてもらう。当たり前のようで、実はそれだけでは根本的な改善に届いていないケースがとても多くあります。今日お話しするのは、お尻の外側にある「中殿筋(ちゅうでんきん)」という筋肉。腰痛のおよそ7割にこの筋肉の硬さが関わっているとも言われる、隠れた主犯格です。もし今受けている施術で中殿筋にアプローチされていないなら、少しだけ立ち止まって読んでみてください。

    その腰痛、本当に「腰」が原因ですか?

    腰痛というと、多くの方が「腰そのものが悪い」と考えます。しかし当院で日々施術をしていて感じるのは、痛みが出ている場所と、本当の原因の場所は、意外とズレているということです。例えるなら、家の中で水漏れが起きたとき、水たまりができている床だけを拭いても意味がありませんよね。本当に直すべきは、その奥にある蛇口や配管です。腰痛も同じで、腰の筋肉は「水たまり」であることが多く、本当の蛇口は骨盤の横、股関節のあたりに隠れています。その蛇口の正体こそが、中殿筋なのです。

    犯人は中殿筋。お尻の横で骨盤を支える筋肉です

    中殿筋は、お尻の外側から骨盤の側面にかけて広がる筋肉です。普段「お尻の筋肉」というと丸みのある大殿筋(だいでんきん)をイメージする方が多いのですが、中殿筋はその少し上、骨盤の横側で扇のように広がっている筋肉です。見た目は目立たなくても、私たちが立って歩く上で欠かせない、縁の下の力持ちのような存在です。

    中殿筋 前部:内旋 後部:外旋 骨盤を右斜め後方から見たイメージ図 Point ・前部繊維は大腿骨を前方へ引く → 股関節の屈曲・内旋を補助 ・後部繊維は大腿骨を後方へ引く → 股関節の伸展・外旋を補助 ・中間の線維(中部)は真横から骨盤を支え、片脚立ちで最も働く
    中殿筋は前部・中部・後部で線維の向きが異なり、それぞれ役割も少しずつ違います

    中殿筋の3つの役割。実は片脚立ちのときが一番大事

    中殿筋には大きく3つの役割があります。1つ目は、私たち人間が2本の足で歩くこと自体を支えること。四足歩行の動物には、実はこれほど発達した中殿筋は必要ありません。2本足で立つ人間だからこそ、横方向のバランスを取るこの筋肉が発達しました。2つ目は、骨盤を安定させること。骨盤がグラグラしていると、その上に乗っている背骨や腰にも余計な負担がかかります。

    そして3つ目、これが最も重要なのですが、片脚立ちになった瞬間に骨盤を支えるという役割です。歩行中、私たちは片脚が地面についている間、もう片方の脚は宙に浮いています。つまり歩いている間の約半分は、常に「片脚立ち」の状態なのです。このとき中殿筋がしっかり働かないと、支えている脚と反対側の骨盤がストンと落ちてしまいます。歩くたびにこの傾きが繰り返されると、腰にも膝にもじわじわと負担が蓄積していきます。

    中殿筋は一人で頑張っているわけではありません

    中殿筋は単独で働く筋肉ではなく、すぐ下に隠れている小殿筋(しょうでんきん)、股関節の前外側にある大腿筋膜張筋(だいたいきんまくちょうきん)、そして大きな大殿筋と連携しながら骨盤を支えています。バンドでいうならボーカルが中殿筋、その後ろでリズムを支えるベースやドラムが小殿筋や大腿筋膜張筋というイメージです。中殿筋だけを揉んでも、これらの仲間の筋肉が硬いままだと、バランスはなかなか整いません。当院ではこの周辺筋肉も含めて評価し、施術を行っています。

    機能が落ちるとどうなる?歩き方に現れるサイン

    中殿筋の機能が低下すると、歩き方に特徴的な変化が現れます。1つは「トレンデレンブルグ徴候」と呼ばれるもので、片脚立ちになったときに支えている脚と反対側の骨盤が下がってしまう現象です。もう1つは「デュシェンヌ歩行」で、骨盤が下がるのを防ごうとして、体を支えている脚の方へ大きく傾けて歩く歩き方です。どちらも本人が気づかないうちに癖になっていることが多く、その分、腰や膝への負担も静かに積み重なっていきます。

    なぜ中殿筋はすぐに硬くなるのか

    中殿筋は、他の筋肉に比べてもコリやスパズム(筋肉の異常な緊張)が起きやすい筋肉です。理由は日常生活のちょっとした癖にあります。デスクワークなどで長時間座り続けると、中殿筋は縮こまった状態が続きます。立っているときに無意識に片脚に体重をかける癖がある方も、片側の中殿筋だけに負担が集中します。また、横向きで寝る習慣がある方は、下になった側の中殿筋が寝ている間ずっと圧迫され続けます。こうした毎日の小さな積み重ねが、中殿筋を硬くしていく一番の原因です。

    中殿筋の硬さ・弱さが膝にも影響します

    中殿筋は骨盤の安定を担っているため、ここが硬くなったり弱くなったりすると、その影響は腰だけでなく膝にまで及びます。骨盤が不安定になると、歩くたびに太ももの骨(大腿骨)が内側にねじれるような動きが繰り返され、膝関節に余計なストレスがかかるようになるためです。代表的なものが次の2つです。

    膝蓋大腿関節症

    膝のお皿(膝蓋骨)と、その下にある大腿骨の溝との間で起こる炎症です。中殿筋が弱いと大腿骨が内側に入り込みやすくなり、お皿が正しい軌道を通らずに片側の骨に擦れやすくなります。階段の下りや、長時間座った後に立ち上がる際、膝のお皿の周りに痛みが出やすいのが特徴です。

    腸脛靭帯症候群

    太ももの外側を骨盤から膝まで走る腸脛靭帯(ちょうけいじんたい)という組織が、膝の外側の骨と擦れて炎症を起こす状態です。ランナーに多いことから「ランナー膝」とも呼ばれます。中殿筋が硬いと、この腸脛靭帯にも常に張力がかかった状態になり、走る・階段を降りるといった動作で膝の外側にピンポイントの痛みが出やすくなります。

    約7

    腰痛でお悩みの方のおよそ7割に、中殿筋の硬さが関係していると言われています。腰だけを施術しても改善しにくいのは、こうした背景があるからです。

    中殿筋は前部・中部・後部で施術のポジションが違います

    ひとことで「中殿筋を緩める」と言っても、実際には線維の向きによって前部・中部・後部の3つに分けて考える必要があります。それぞれ役割も、硬くなったときに出やすい症状も、施術で狙うポジションも異なるため、当院ではこの違いを踏まえて丁寧に触り分けています。

    部位主な役割施術で意識するポイント
    前部 股関節を曲げる動きを補助。歩行時に骨盤を前方から支える 股関節の前外側、大腿筋膜張筋との境目を意識してアプローチ
    中部 片脚立ち時に骨盤を真横から支える、最も負担が集中しやすい部分 腸骨稜の少し下、骨盤の側面を面で捉えてじっくり圧をかける
    後部 股関節を外に開く動き・骨盤の回旋を制御 大殿筋の下に隠れている層を意識し、深部までアプローチ
    当院からのひとこと

    「腰が痛いから腰を揉んでほしい」というご要望はとても自然なものです。ただ、痛みの出ている場所と原因の場所が違うことは珍しくありません。当院では腰そのものだけでなく、中殿筋をはじめとした骨盤まわりの状態まで含めて全身を評価し、根本的な原因にアプローチする施術を行っています。

    杉田友康 院長
    杉田友康(一会整骨院 院長)
    柔道整復師 / 自身も腰椎分離症・側弯症の経験を持ち、身体の歪みと向き合う施術を行っています

    その腰の痛み、原因は骨盤の横にあるかもしれません

    中殿筋を含めた全身のバランスを丁寧に評価いたします。まずはお気軽にご相談ください。

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