座ると腰が痛い、立ち上がる瞬間にズキッ…横須賀で腰痛にお悩みの方が知っておきたい「腰だけを見ても治らない」理由

    座ると腰が痛い、立ち上がる瞬間にズキッ…横須賀で腰痛にお悩みの方が知っておきたい「腰だけを見ても治らない」理由

    座ると腰が痛い、立ち上がる瞬間にズキッ…横須賀で腰痛にお悩みの方が知っておきたい「腰だけを見ても治らない」理由

    デスクワークで座っていると、じわじわ腰が重くなってくる。ようやく席を立とうとした瞬間に「ズキッ」と走る痛みで、しばらく腰が伸ばせない。数歩あるくと少し楽になるので、「気のせいかな」とやり過ごしてしまう。車の運転のあと、映画館で座ったあと、食卓から立つとき――。もしこのような経験があるなら、この記事はあなたのために書きました。

    この記事の結論

    座って腰が痛む、立ち上がるときだけ痛む方の多くは、腰そのものだけが悪いわけではありません。座ることで骨盤が後ろへ倒れ、腰の骨が丸まった状態が続くうえに、股関節前面の硬さや、お腹・お尻の筋肉の働きの低下が重なり、立ち上がる瞬間にその負担が腰へ一気に集中します。そのため、痛い腰だけをマッサージしても、座ればまた戻ってしまうのです。

    「座っていると痛い」「立ち上がる瞬間だけ痛い」――あなたはこんなことで困っていませんか?

    当院(横須賀市)にいらっしゃる腰痛の患者さんからは、次のようなお話をよく伺います。「座っている間は我慢できるのに、立つときに腰が固まる」「立ってしまえば歩けるのに、座り始めが一番つらい」「マッサージを受けると楽になるが、2〜3日で元に戻る」「レントゲンでは大きな異常はないと言われた」。

    もし思い当たるところがあれば、それはあなたの体の使い方や姿勢のクセが、腰に負担を集める形になっているサインかもしれません。腰痛は「腰の病気」というより、「体全体のバランスが崩れた結果が腰に出ている状態」であることが少なくないのです。

    立っているときと座っているときで、腰への負担はなぜ違うのか(研究から)

    姿勢によって腰への負担が違うことは、古くから研究されてきました。有名なのが、スウェーデンの整形外科医ナッケムソン(Nachemson)らが1960年代に行った、椎間板の内部の圧力を直接測定した研究です。立っているときの椎間板内圧を100とすると、背もたれに頼らず座ったときは約140、前かがみで座ったときは約185に上がると報告されました。「座ると腰に悪い」と言われる根拠として、今も広く引用されています。

    ただし、その後の研究でこの数字は少し見直されています。ヴィルケ(Wilke)らが1999年に発表した、より精密な測定では、座位と立位の椎間板内圧の差は従来ほど大きくなく、むしろ背中が丸まって前に傾く姿勢で圧力が高くなることが示されました。つまり大切なのは、「座っているかどうか」よりも、「どんな形で座っているか」なのです。

    さらに、カラハン(Callaghan)とマギル(McGill)が2001年に発表した研究では、立っているときと比べて、背もたれなしで座ると腰椎の前弯(自然なカーブ)が減り、腰が丸まった状態になりやすいこと、そしてその姿勢が続くと靱帯や椎間板などの組織に負担が蓄積しやすいことが報告されています。座ると骨盤が後ろへ倒れ、腰のカーブが失われる。これが「座ると腰がつらい」ことの、基本的な仕組みです。

    補足

    ※数値は研究条件(測定方法・被験者・姿勢)によって異なります。ここでは傾向を理解していただくための目安としてご紹介しています。

    座っていると痛い・立ち上がるときだけ痛む人に多い4つの原因

    原因① 骨盤が後ろに倒れ、腰が丸まったまま固まる

    猫背気味に座る習慣があると、骨盤が後傾し、腰の骨が丸まった状態が長時間続きます。この間、腰の後ろ側の筋肉や靱帯は引き伸ばされ続け、椎間板の後ろ側にも圧が偏ります。そして立ち上がる瞬間、丸まっていた腰が急に伸ばされることで、「ズキッ」とした痛みが出やすくなります。

    原因② 股関節の前側と太ももの裏の硬さ

    座っている間、股関節は深く曲がったままです。すると股関節の前にある腸腰筋や大腿直筋が縮んだまま固まります。立ち上がるときには股関節を伸ばす必要がありますが、前側が硬いと伸びきらず、そのぶんを腰を反らせて補うことになります。結果として、腰の関節に大きなストレスがかかるのです。一方で太ももの裏側(ハムストリングス)が硬いと、座ったときに骨盤を後ろへ引っ張るため、腰はいっそう丸まりやすくなります。

    原因③ お腹とお尻の筋肉が働いていない

    腰を守るコルセットのように働くのが、お腹の深部にある腹横筋と、お尻の筋肉(大殿筋・中殿筋)です。デスクワークが長い方ほど、これらの筋肉が使われにくくなります。立ち上がる動作で本来はお尻とお腹が力を出すべきところ、働きが弱いと腰の筋肉が代わりに頑張りすぎてしまい、痛みにつながります。「筋肉が硬い」ことより、「必要なときに働かない」ことのほうが問題になっている方が、実はとても多いのです。

    原因④ 仙腸関節や椎間板、神経など別の部位が関わっている場合

    骨盤の中心にある仙腸関節のわずかな動きの乱れや、椎間板への負担、お尻や腰の神経(上殿皮神経など)の過敏さが、座り始めや立ち上がりの痛みとして出ることもあります。この場合、痛みの場所と本当の原因が離れていることがあるため、丁寧な評価が欠かせません。

    当院が「腰だけを見ない」理由

    たとえば、庭の木が傾いているとき、傾いた枝だけを切っても木はまっすぐに戻りませんね。根っこや幹の向きを整えてはじめて、枝も自然に整います。腰痛も同じです。腰は、上の背骨(胸椎)と下の骨盤・股関節の間に挟まれた「つなぎ目」であり、上下の動きが悪くなると、その負担を腰が一手に引き受けてしまいます。

    そのため当院では、痛い場所だけでなく、猫背など背骨の状態、仙腸関節と骨盤、股関節の動き、足のつき方や歩き方まで含めて全身のつながりを評価します。そのうえで、固まっている部分をゆるめ、働いていない筋肉が働くよう導いていきます。私自身も側弯症や腰椎分離症と付き合ってきた経験があり、「痛い腰だけでは解決しない」ことを身をもって実感してきました。だからこそ、あなたの体に合わせた全体のアプローチにこだわっています。

    腰の施術動画はこちら

    実際にどのように腰へアプローチしているのか、動画でご覧いただけます。下の画像をクリックすると、YouTubeで再生されます。

    今日からできる、座り方・立ち方の工夫

    まず、座るときは深く腰かけ、骨盤を立てることを意識してください。長時間同じ姿勢を続けず、30分に一度は立って歩くだけでも、組織への負担の蓄積を減らせます。立ち上がるときは、少し前かがみになってお尻を引き、お尻とお腹に力を入れるイメージで立つと、腰が先に頑張る動きを避けやすくなります。ただし、これらはあくまで応急的な工夫です。根本には体の使い方のクセがあるため、繰り返す方は一度ご相談ください。

    こんな症状があるときは、先に医療機関へ

    足に力が入らない、しびれが広がる、排尿・排便の異常がある、発熱を伴う、安静にしていても強い痛みが続く、転倒や事故のあとに強い痛みが出た――このような場合は、骨折や神経・内臓の病気が隠れている可能性があります。まず整形外科など医療機関を受診してください。当院では、必要に応じて医療機関との併用もおすすめしています。

    横須賀で腰痛にお悩みなら、一会整骨院へ

    「座ると痛い、立ち上がるときに痛い」というお悩みは、決して我慢するしかないものではありません。腰だけでなく、全身のつながりから原因を見つけていくことで、「またこの痛みが戻ってくるのでは」という不安から解放される方を、たくさん見てきました。一人で抱え込まず、まずは今の状態をお聞かせください。

    一会整骨院 院長 杉田友康

    この記事を書いた人

    院長 杉田友康(柔道整復師)

    横須賀市の一会整骨院 院長。2014年の開院以来、腰痛をはじめ全身のつながりから痛みの原因を探る施術を行っています。

    その腰の痛み、原因はきっと見つかります。

    当院は予約優先制です。お待たせしないよう、ご予約のうえご来院ください。

    ご予約はこちら

    TEL:046-845-9171

    一会整骨院(横須賀市・腰痛/整骨院)

    住所:〒239-0807 神奈川県横須賀市根岸町5-21-38 奥山ビル1F右

    電話:046-845-9171(予約優先制)

    診療時間:午前8:30〜12:30/午後15:00〜20:00(水曜・土曜は午前のみ、日曜・祝日休診)

    駐車場:駐車場2台完備(近隣の横須賀オートパーキング57・58をご利用ください)

    よくあるご質問(Q&A)

    Q. 座っていると腰が痛くなるのはなぜですか?

    A. 座ると骨盤が後ろに倒れて腰の骨が丸まりやすく、椎間板や腰の靱帯・筋肉に持続的な負担がかかるためです。さらに股関節の硬さや体幹の筋力低下があると、その負担が腰に集中します。

    Q. 立ち上がるときだけ腰が痛む原因は何ですか?

    A. 長時間座って固まった股関節前面の筋肉や、働きが落ちたお腹・お尻の筋肉が、立ち上がる動作で急に腰を引っ張ることが主な原因です。仙腸関節や椎間板の問題が関わることもあります。

    Q. 立っているより座っているほうが腰に悪いのですか?

    A. 椎間板内圧の研究では座位のほうが負担が大きいとする報告が古くからありますが、後の研究では差は小さく、姿勢(特に腰が丸まる姿勢)の影響が大きいことが示されています。『座る=悪い』ではなく『どう座るか』が重要です。

    Q. どんな治療をしていますか?

    A. 横須賀市根岸町の一会整骨院では、腰だけでなく骨盤・股関節・背骨・足部まで全身のつながりを評価し、固まっている部分をゆるめ、働いていない筋肉が働くよう導く施術を行っています。予約優先制です(TEL 046-845-9171)。

    Q. どんな症状のときは病院を受診すべきですか?

    A. 足に力が入らない、排尿・排便の異常、発熱を伴う、安静にしていても強い痛みが続く、転倒後の強い痛みなどがある場合は、まず整形外科など医療機関を受診してください。