こんにちは。神奈川県横須賀市根岸町にある一会整骨院、院長の杉田です。
スマートフォンを長時間操作していると、「手首がだるい」「親指や人差し指がしびれる」「細かい動作がしにくくなった」といった症状を感じたことはありませんか?
こうした症状は、単なる疲れではなく「手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)」の可能性があります。
手根管症候群とは?

手根管症候群とは、手首にある「手根管(しゅこんかん)」というトンネル状の空間で、正中神経(せいちゅうしんけい)が圧迫されることによって起こる神経障害です。
この神経は、親指・人差し指・中指・薬指の一部を支配しているため、圧迫されるとしびれや痛み、筋力低下などの症状が現れます。

特にスマホユーザーに増加中!
最近はスマホやタブレットの使用頻度が高まり、手首に負担をかける姿勢が日常的になっています。
手根管に圧がかかる状態が続くと、炎症や神経圧迫を引き起こし、手根管症候群のリスクが高まります。
手根管症候群の主な症状
- 親指〜薬指にかけてのしびれや痛み
- 夜間や朝方に症状が悪化しやすい
- 細かい動作(ボタン留め、ペンを持つ、箸を使うなど)がやりづらい
- 手を振ると楽になることがある(振って神経圧迫を緩めるため)
自分でできる簡単な検査法(ファーレンテスト)
自宅で簡単にできるチェック法をご紹介します。
【ファーレンテスト】
- 両手の甲を合わせ、肘を肩の高さまで上げて手首を下に曲げる(お祈りの逆のような形)。
- そのまま30秒キープします。
- 指先にしびれや痛みが出たら陽性の可能性。
この検査で症状が出た場合、手根管症候群の可能性が高いため、早めの専門的な対応が必要です。
自宅でできる簡単なセルフケア
症状が軽度の場合、以下のようなセルフケアで改善が見込めます。
① 手首のストレッチ
手を前に伸ばし、もう片方の手で指先を軽く引っ張り、手首をゆっくりと反らせます。
10秒×3セットを左右行いましょう。
② スマホ時間の見直し
1時間に1回は手を休め、手首を回したり、グーパー運動を取り入れましょう。
③ 湿布や温熱でのケア
就寝前や起床時に手首周辺を温めると、血流が改善し神経の圧迫が軽減されやすくなります。
④ 手首のサポーター使用
手首を安定させるサポーターを就寝時に着けると、夜間のしびれの予防につながります。
放置するとどうなるの?
手根管症候群を放置すると、親指の付け根の筋肉がやせ細り、つまみ動作が困難になることもあります。
症状が進行してからの改善には時間がかかるため、早期対応が非常に大切です。
一会整骨院でのアプローチ
当院では、症状の原因を姿勢や動作、筋肉・関節のバランスから評価し、
● 神経への圧迫を軽減する調整
● 手首・前腕・肩周囲の筋膜や関節の整復
● 再発を防ぐセルフケアの指導
などを行っています。
単なる「手の疲れ」と放置せず、お気軽にご相談ください。
まとめ
- スマホ操作中の手のしびれや痛みは、手根管症候群のサインかも
- 自宅でも簡単な検査(ファーレンテスト)で確認可能
- ストレッチや温熱ケア、使用時間の見直しが予防と改善につながる
- 進行を防ぐためには、早めの専門的対応が重要
📍神奈川県横須賀市根岸町にある【一会整骨院】では、手首や手の不調への対応も行っております。
「これってもしかして…」と思ったら、お早めにご来院ください!