半月板の役割

    横須賀市根岸町の「一会整骨院」です。膝の痛みに悩む方からよく質問を受ける「半月板」の役割について、専門的な内容を分かりやすく解説します。日常生活やスポーツ時の膝の安定性に深く関わる重要な組織です。

    半月板の3大機能

    機能詳細影響例
    衝撃吸収歩行時の体重の3倍の衝撃を分散階段昇降時の負担軽減
    関節安定化大腿骨と脛骨の適合性を向上スポーツ時の方向転換動作支援
    潤滑作用関節液を均等に分布滑らかな膝の曲げ伸ばし

    構造的特徴(他組織との比較)

    • 材質:線維軟骨(靭帯より柔軟・関節軟骨より強靭)
    • 形状:内側C型/外側O型(断面は三角形)
    • 血流:外側1/3にのみ血管分布
      → 損傷部位によって自然治癒力が異なる

    半月板損傷が及ぼす影響

    〈進行ステージと症状〉

    1. 初期:膝裏の引っかかり感(正座時など)
    2. 中期:水腫形成・可動域制限
    3. 後期:軟骨摩耗→変形性膝関節症

    セルフチェックリスト

    □ 階段降りで膝がガクつく
    □ 正座から立ち上がる際に痛み
    □ 膝を完全に伸ばせない
    ※2項目以上該当する場合はレントゲンでの関節状態を確認を勧めます

    予防&ケア方法

    ❶ 座り姿勢改善

    • 30分ごとに軽い屈伸運動
    • デスクワーク時は膝角度90度維持

    ❷ 栄養摂取のポイント 

    栄養素働き摂取源
    コラーゲン軟骨材料手羽先・フカヒレ
    ビタミンCコラーゲン合成ピーマン・キウイ
    オメガ3抗炎症作用青魚・クルミ

    ❸ 当院推奨ストレッチ

    1. 壁を使った腓腹筋伸ばし(20秒×3セット)
    2. タオル巻き膝伸展運動(10回×2セット)

    「階段の降りづらさ」や「正座時の違和感」は早期サインです。半月板の状態はMRI検査で明確に確認できますが、当院では画像に映らないお体の歪みや各関節の機能を整形外科徒手検査を用いて検査しています。横須賀市周あ辺で膝の不調を感じる方は、お気軽にご相談ください