むちうちの原因・症状・応急処置について

むちうちの正式には頚椎捻挫または外傷性頚部症候群と呼ばれ、交通事故で後方からの追突のように強い衝撃により頭が鞭を打つように揺さぶられることで、頸椎を負傷する状態をいいます。

自動車での追突事故の他にラクビーでのタックルでの衝突、高所からの転落などが主な原因として挙げられます。

主な症状は、首の痛みと可動域の低下、頭痛やめまい、耳鳴り、吐き気(嘔吐)、手にかけての痺れ、顎関節の痛みと多岐にわたります。

症状は負傷直後より、気持ちが落ち着いてきた翌日から1週間と遅れて出てくることがあり、症状の多くは3~4か月位かけて改善されていきます。

交通事故やスポーツ時の衝突などで頭を強打している場合などは、首だけでなく脳の損傷を疑う必要があります。

痺れが発生している場合

痺れがある場合は、神経の損傷の疑いがあります。

首には筋肉や靱帯、骨、血管、神経など、さまざまな組織が存在しますが、中でも神経を傷めた場合などは腕や手にしびれが出ることがあります。

しびれについても、時間の経過とともに症状は落ち着いてくることが多いですが、脱力感、腕や手に力が入らない、触っている感覚がわかりづらいといった症状を伴う場合などは、治療が長期になるケースがあります。

むちうちと言っても、比較的軽症である筋肉や靱帯を傷めただけのものから、骨や神経の損傷を伴う重症なものまで様々です。例え軽症であってもな自己判断はせず、医療機関を受診して下さい。

当院でも協力医療機関への紹介状を作成しております。

首の捻挫や打撲とは異なるもの?

むちうちは頸椎の捻挫です。ただ交通事故やスポーツでの衝突や高所からの落下の際に頭部を打ち付けている場合もあります。

打撲とは筋肉や関節に直接外力が加わり、ケガをすることをいいますので、厳密にいえば頭部や背中を打撲して首が鞭のようにしなり頸椎捻挫=むちうちが起きるという解釈が正しいかと考えます。

むち打ちを放置するとどうなるの?

むちうちが起きる状態は自動車での追突事故の他にラクビーでのタックルでの衝突、高所からの転落などの強い衝撃で首が鞭のようにしなり、頸椎を損傷する状態です。

何も治療しないと、慢性的な首の痛みや、関節の拘縮、頭痛、めまい、吐き気、手の痺れ、顎の痛みとむちうちが原因で引き起こされる症状が残存してしまいます。

ぜひ、お早めに専門機関にご相談ください。

自然に治癒することはありますか?

一般的に自然治癒することは稀で、しっかりと治療を行わないと後遺症が残ってしまいます。

むちうちが疑われる場合はまず病院に行ったほうがよいでしょうか?

まずは頸椎の状態を診察するために整形外科の受診が第一です。

頭痛やめまい、吐き気の症状があるようでしたら脳神経外科への受診をお願いします。

病院に通ったあとに痺れがとれないです。治療は可能でしょうか?

はい。もちろん可能です。病院でのむちうちの治療は注射や痛み止めの処方、電気治療が一般的です。

頸椎カラー(サポーター)も着ける場合もあります。

頸椎カラーを着ける場合は受傷後3日~1週間まででそれ以上継続して装着すると筋肉が弱くなりかえって症状が長期化してしまいますので、ご注意ください。

病院での治療は医療保険が定めた最低限度の治療内容となり、それだけでは症状が改善しない方が多く当院へ来院されています。

当院のむちうちの治療は首以外にもアプローチしています。

例えば骨盤が反り腰の場合、大腰筋に引っ張られて首の筋肉は短縮緊張してしまいます。

猫背の人は肩甲骨が正しい位置ではないので、肩甲骨から首に付着している僧帽筋や肩甲挙筋が緊張します。

上記はあくまで一例ですが、むちうちを早期に治していくためには、首の負担を軽減させた状態で首を治療しないと長期慢性となってしまうと当院では考えています。

むち打ちの治し方【治療方針】

病院での治療は医療保険が定めた最低限度の治療内容となり、それだけでは症状が改善しない方が多く当院へ来院されています。

当院のむちうちの治療は首以外にもアプローチしています。

例えば骨盤が反り腰の場合、大腰筋に引っ張られて首の筋肉は短縮緊張してしまいます。

猫背の人は肩甲骨が正しい位置でないので、肩甲骨から首に付着している僧帽筋や肩甲挙筋が緊張します。

上記はあくまで一例ですが、むちうちを早期に治していくためには、首の負担を軽減させた状態で首を治療しないと長期慢性となってしまうと当院では考えています。

治療期間はどれくらいかかりますか?

軽症であれば、1.2か月程度で大分症状が改善される方もいますが、多くの患者さんは3.4か月ほどかかります。その理由は首には太い神経、血管が走行しており姿勢の悪さや普段の体の癖の影響を大きく受けるからです。

そのため可動域の改善や筋肉の圧痛等、全ての検査が改善されるまでには3,4か月はかかるケースが多いです。

リハビリは必要になるのでしょうか?

もちろん、必要です。首の可動域を改善させるために、患者さんに痛みのない範囲で首を動かしてもらいながら頸椎を操作したり、自分でも出来る背骨の体操をお伝えしています。

応急処置のQ&A

Q:むちうちが疑われる場合、温めるべきですか?冷やすべきですか?

受傷から3日間は炎症期となりますので、冷やしてください。

冷やし方はアイスパック(氷嚢)を15分程度首に当てて下さい。その後1時間ほど休憩して再度冷やす。これを繰り返します。

それ以降は修復期となりますので、やけどに気を付けて患部を温めて下さい。

湿布やスプレー式の鎮痛消炎剤などは使用しても問題ですか?

問題ありません。

絶対にやってはいけないことはありますか?

自分で首をマッサージすること。大した痛みじゃないからといって放置することは絶対にやめて下さい。

後々、痛みが出てきたり、後遺症に繋がる恐れがあります。

むちうちに関してよく頂くご質問

整骨院で診断書はもらえますか?

診断書は病院でしか発行出来ません。診断書が必要な場合は病院で発行してもらいましょう。

ただし、整骨院では施術証明書を発行することが出来ます。必要であればお声がけ下さい。

むちうち治療に保険は適用できますか?

日常生活やスポーツでのケガは健康保険の適用となります。

仕事でのケガは労災保険を使用します。

交通事故でのむちうちの場合は加害者側の損保会社を使用します。

むちうちの多くが交通事故によるものが多いです。

【交通事故治療の流れ】

  1. 事故後、警察に連絡 事故証明書をだしてもらう
  2. 相手の損保担当者と連絡をとる
  3. 痛めた部位を整形外科で診断してもらい、診断書をとる
  4. 担当の損保会社に当院で施術を受けたい事を伝える

※まれに整骨院での受診を拒む損保担当者や医師がいらっしゃいます。治療を受ける病院は患者さんが決めることが出来ますが、色々と面倒だと思います。

当院では、協力医療機関に紹介状を作成していますので、交通事故の後、事故証明書を発行して損保会社の担当者が決まりましたらご連絡下さい。